fc2ブログ

プロフィール

かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


2012/10/01からの訪問者


お休みの日、カフェでランチを…と思って、
「ひとりです」って言いながら、お店に入ると
店員さんが、やけにじーーーーーーっと、私のことを見てくるので、
「え?なになに?私の背後にもう一人見えてる??」と思ってたら。

その店員さんが、「お久しぶりです」。

よく見たら、大学生になった養子のAくんでした。
春休み中に、アルバイトをしているとのこと。

小さいときは毎年、キャンプに来てくれていて、
高校生になってからは、運動会やキャンプの手伝いもしてくれていたので、
すごく長い間会っていないというわけではないのですが、
白いシャツに黒いベストという制服がバッチリ決まっていて、
ヘアスタイルも変わっていて…というので、
私は全然気が付かなかったのでした。

お水を運んできたり、注文を取りにきたり、
品物を運んできたり、食べ終わった皿をさげたり
…という所作に、いちいち感動し、
あげくに、「写真撮ってもいい?」とまで、リクエストしてしまったり。

お店は、事務所の近く。
Aくんの担当は、ずしずしだったので、
早速、LINEで報告し、写真を送りました。
たまたま、昨日、Aくんの養母さんが事務所に立ち寄られたので、
ずしずしはAくんの残り少ない春休み中のシフトを確認して、
職場の予定表に、「●●でランチ」と書き込んでいました。
卒業の報告をいただいています。

袴姿で小学校の卒業式に出席したAちゃん。
5歳で家庭に迎えられた当初、
部屋中に水や食べ物をまき散らしたり、
ずーっと抱っこを求めたりしていました。
常に片手に雑巾を持って
「Aちゃんが来て部屋中を掃除できるわ~」と言っていた養父、
身体のあちこちにあざをつくりながら、
抱っこをしつづけていた養母。
迎えて7年。
卒業式でこれからの目標を発表するAちゃんは、
自信を持ち堂々とした姿でした。

中学校を卒業したBちゃんは、
高校は、将来の仕事を考えた学科を選びました。
2歳で家庭に迎えられ、
協会の行事によく参加してくれています。
養母は「JBクラブで走り回って隠れていた
あの小さいBがもう高校生なんて」と話されていました。
恥ずかしがり屋だったBちゃんが
将来を考えるような年頃になりました。

C君の養母からは高校合格の報告。
親子3人で万歳三唱し、
養母は久しぶりにC君をハグをして
迎えた当初のことを思い返して泣けたそうです。
6歳直前で迎えた当初、
C君は外に出たがらず家の中で、
ひたすらテレビを見続けたり、
養母に甘えたりして過ごしていました。
小中学校は一日も休むことがなかったそうで、
高校も休まず行くとはりきっています。

どの子も、
迎えた当初には想像もつかなかった子どもの成長の姿。
親子で積み重ねた時間がここまできたのだな~と思うと
どの報告も嬉しかったです。

新たな生活が、皆にとって素敵なものとなりますように。


2月半ばに初回面会をした5歳のA君。
面会の前から、ライフストリーワークをして、準備をしてきたからか
初回面会当日には、A君自ら遊ぶおもちゃを用意して
里父母を迎えてくれました。
事前に里父母の写真も見せてもらっているので、
A君なりにイメージをもって面会に望んでいたようです。
里父母にとって、初めて動いているA君を見ますが
A君にとっても、写真の「お父さんお母さんになりたい人たち」の
声を聞き、動いているのを初めて見ることになります。
A君も里父母もドキドキしていたでしょうが、パズルをしたり、
折り紙をしたりしながら円満に過ごすことができました。

実習では、毎日のように通う里母と、週末に会う里父と
いっしょに遊ぶところから関係づくりが始まります。
近所の公園では凧揚げをしたり、サッカーのパス回しをしたりし、
昼ごはんを一緒に食べたり、
駄菓子屋やスーパーにお菓子を買いにいったりしていました。

途中、A君が熱を出して、実習が中断したこともありましたが
A君と里母は順調に仲良くなり、里母が実習を終えて帰ってしまうと
A君が大泣きして「お母さんが帰ってしまってさびしい」と言いました。

5歳なので、とても元気で、里父母のほうが疲れてしまうことも
度々ありますが、おうちへの外出や外泊を経て
1カ月少々で、里父母宅へ迎えられることになりました。

施設の先生曰く、3月なので、施設を退所したり、部屋替えが決まって
その準備をしている子どもたちもいて、
施設内が3月は出発の雰囲気になるそうです。
A君もその雰囲気の中、引き取りへ向けて、
引き取り数日前から自分の荷物を整理していたそうで、
気持ちの上でも、おうちで暮らすことを決意しているのだなあと思いました。

前日に、元週末里親さんからかかってきた電話に出たA君は
「おうちにいくよ」と自ら話していたそうで、
気持ちの整理ができているんですね、すごいですね~と
施設の先生と話しました。

当日も、同室の子どもたちと写真を撮り、
ニコニコしながら、車に乗って出発しました。

引き取りの時には、泣き叫ぶことになる子も多いのですが
今回は、落ち着いた穏やかな出発となり、
私もA君の出発に「おめでとう」と言いました。

これからの生活は山あり谷ありですが、
3人の暮らしを少しずつ作っていってもらいたいと思っています。


2月5日に、特別養子縁組啓発プログラム
「養子のこと 教えてくれるらしいで しらんけど」を開催し、
2月16日~19日はH2OサンタのNPOフェスティバルに
参加し、広報活動をしました。

2月25日は翌日の大阪マラソンへ向けてのイベント
「大阪マラソンEXPO2023」の大阪府のブースに入れていただき、
広報活動を行いました。

市民マラソンランナーが、マラソンのゼッケンを受け取るために
インテックス大阪に来場し、
その市民ランナーと同伴の方が、出展ブースをまわられるので
そこで広報ができるというものでした。

コロナ以来、人が多いところには縁がなかったので
久々に続々と人がインテックス大阪に入っていくこと自体、
懐かしく見えました。
ブースに立っていても、人通りが多く、チラシやクリアファイルも
短時間でもたくさん配布できました。
マラソンには全く詳しくないのですが、
市民ランナーは明日のマラソンを控えて、
わくわく、いきいきとしておられるように見え、
愛知県や京都府から来られている方もあり、年代も様々で、
マラソンの裾野の広さを思いました。

2月は思いがけず、広報月間のようになりましたが、
里親制度や週末里親制度に少しでも関心をもってもらえるといいなと
思っています。

2月16~19日の4日間、阪急百貨店うめだ本店の9回祝祭広場で
開催されていた、H2OサンタのNPOフェスティバルに参加してきました。

詳細はこちら → NPOフェスティバル

コロナ禍での開催は、ブースにスタッフが立つことはできなかったり、
あまりお客さんとふれあわないように…という状況だったりしたのですが、、
今回は、以前よりも積極的に広報活動をすることができました。
「ぼくにもほしいパパとママ」のクリアファイルに、リーフレットや機関紙、
会員募集などのチラシを入れて、お客さんに配布しました。

大阪市北部里親支援機関かなーちぇさんによる「出前相談会」もあったり、
ブースに足を止めて、個別に話をしていかれる方もおられたり…と、
やっぱり、「ふれあい」のある方がいいなあ…と思いました。

NPOフェスティバルでは、同時期に出展している他団体さんと
お知り合いになれるのも、魅力のひとつ。
こんな活動をしておられるところがあるんだなあ…と、毎回、発見があります。
広報の仕方などについて、刺激をもらうこともけっこうあります。

今回は階段下ステージでの団体紹介イベントも連日行われ、
4日間、リコーダーのミニコンサートもさせてもらいました。
ここの団体とコラボして、リコーダーコンサートできるんちゃうかな?
…と、ついつい本業と関係ないことを、
一生懸命考えてしまい、売り込んだりしてしまうのでした。

続きを読む>>

««BACK  | BLOG TOP |  NEXT»»