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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


北陸地方に住む、養親さん。
3月初めに、1歳のA子ちゃんと面会、実習を始める予定でしたが、
新型コロナウイルスの影響で、延期になってしまいました。

里親さんにも施設にも、いろいろ態勢をととのえてもらい、
4月1日に、A子ちゃんとなんとか面会することができ、
里母さんは大阪に泊まり込んでの実習が始まりました。

その後まもなく、大阪には緊急事態宣言が出され、
続いて、対象は全国に…。
実習はなんとか継続させてもらうことができましたが、
里母さんは、実習以外は外出自粛で、ほぼ宿泊場所にこもることに…。
里父さんの方は、自宅との行き来はリスクが高いということで、
実習半ばで、中断となってしまい、
里母さんひとりで、A子ちゃんとの関係を深めるためにがんばりました。

「パパ」との会話は、スマホのビデオ通話で。
A子ちゃんは、スマホを見ては、「パパ!パパ!」と、通話をせがんだそうです。

5月初め、A子ちゃんは無事に家庭引き取りとなりました。
お迎えのパパは、久しぶりの「ナマ」A子ちゃんとのご対面。
画面越しのパパとのやりとりしかなかったので、大丈夫かなあ…と心配しましたが、
A子ちゃんは、スッとパパに抱っこされました。

おうちでの生活が始まって、3週間あまり。
自然いっぱいの場所で、パパママとたくさんお散歩したり、
じいじばあばと田植えをしたり、
牧場の牛を見に行ったり…と、のびのび元気に暮らしています。

新型コロナウイルスの感染拡大という、
かつてない「 非日常」の日々の中で、
「どうなることやら…」と思いながら進んできましたが、
なんとか、おうちの生活にたどりつけてよかったなあ…としみじみ。

A子ちゃんに続け…と、面会、実習を待っている子ども、養親さんがいます。
緊急事態宣言が解除され、「日常」とまではまだまだいかないものの、
ようやくスタートできるのかな…と思っています。

大阪への緊急事態宣言が解除され、
協会の周辺でも休業していたお店が少しずつ再開されています。

東北地方に住んでいるAちゃん。
小学3年生に進級しましたが、始業式もなく、
担任の先生が教科書を持ってきてくれていました。
「優しそうな先生でよかった」と喜び、新学期を楽しみにしていました。

が、なかなか始まらず。
お母さんは、
いつになったら行けるのだろうかと不安な日々でした。
どのご家庭も同じだっただろうなと思います。

そんな中でも、公園へお花を見に行ったり、畑を耕したり。
Aちゃんも頑張っているのだから、
私も頑張ろうと励まされたりされておられました。
「当たり前に思っていたことがなくなる中で
普通の生活がどんなに幸せだったことか」と話されていました。

先日、ようやく学校が始まりました。
お母さんが作ったかわいいマスクをして
Aちゃんは笑顔で学校に通っています。
新しい担任の先生やお友だちと
楽しい時間をたくさん過ごしてほしいです。

まだまだ、ウイルス感染予防を心がけないといけないですが、
少しずつ動き出せそうになって、ホッとします。

新型コロナウイルスの感染がじわじわ広がっていた3月から
2歳のAちゃんとの実習がスタートし
感染に配慮しながら実習を続けていた里父母。

通常は里母がメインでしている施設実習ですが
今回は里父の仕事がコロナの影響でスケジュールが空き
かなりの時間を里父母二人で実習に通うことができました。

里父は仕事のことを考えると複雑だけど
Aちゃんとの関係を作れたのはよかった、と話します。

はじめは緊張が高く職員のもとからなかなか離れられませんでしたが
徐々に里父母とも遊べるようになり、甘えられるようにもなりました。
Aちゃんは気持ちが不安になったときにはママ抱っこ
遊びたいときや長く抱っこしてほしいときにはパパ抱っこ
と、使い分けるようになりました。

里父母はそれぞれの役割を理解しつつも
自分ではない抱っこを求められたときには嫉妬をすることもあるそう。
腰や腕の疲れもありながら、Aちゃんとの関係が深まる日々を楽しんでおられます。

自宅でAちゃんと生活する日はもうすぐです。
Aちゃんが十分満足するまで、パパとママが抱っこしてほしいなと思っています。
緊急事態宣言が出されて以降、
里親サロンを中止したり、緊急な訪問や面接以外は自粛の傾向ですが、
メールや電話、LINEなどを使っても、連絡をとっています。

飲食店を営むAちゃんのお父さんは、
営業を自粛しているため、収入が大幅に減り、苦しい状態ですが、
さまざまな支援を受けられるよう手をつくして
この事態を何とか乗りこえようと頑張っておられます。

Aちゃんは偏食があり、夜もなかなか寝ず、
癇癪を起こすとおさまりがつかず、
お父さんお母さんは苦労しながら関係を築いてきて半年。
そろそろ縁組の申立てをしようとしている時に
この事態です。

しんどくなっているのでは、と思いましたが
「Aがきてくれたから頑張らねばと思えるし、
なんとしてでもAを守っていかなくてはと改めて強く思っています」と
おっしゃってくれ、
こちらが励まされました。

どの方も、どのご家庭も
多くの制限を受け、ストレスも感じながら、
この試練を乗りこえようと踏ん張っているのだなと感じます。

思うように進まない状況もありますが、
今できることを頑張ろうと思っています。

毎週掲載される「愛の手」。
取材の日は担当職員が毎日新聞の記者さんと児相のケースワーカーさんと一緒に
子どもが生活する施設に行きます。
記者さんはカメラで子どものとびきりの一枚を撮影。
協会職員は子どもに話しかけ、コミュニケーションを取って、その子のことを知っていきます。
それによって、希望者の方から問い合わせがあったときに
実際に子どもに会っていることで、様子や雰囲気などもお伝えすることができます。
我々にとっても、子どと関わることができる取材は楽しみな時間です。

ですが、
緊急事態宣言を受け、子ども達が過ごす施設への出入りも制限されるようになったため
愛の手の取材も、子どもに会って写真を撮ることができなくなりました。
集団生活の中で感染が広がる恐ろしさを考えると
残念ですが、当然の措置なのだろうとも思います。

施設には入れないため、写真は職員さんが撮影したものを記事に使うこととし
職員さんに子どもの様子を聞き取ることにしました。
その子の人生を決めるかもしれない一枚の写真を撮影する職員さん。
「会ってもらえたらわかるけれど、それができなくて…。
どうしたらこの子のかわいさが伝わるかなと思って」と
施設内でも考えてくれ、写真をたくさん用意してくれました。
取材当日は換気された部屋で、
集まった関係者でどの写真が一番いいのかの会議。

子どもとは会えませんでしたが、職員さんの思いが詰まった
取材となりました。
どうかご縁に繋がりますように。

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