約1か月の実習を終えて、家庭に迎えられた1歳2カ月のAちゃん。
面会初日は、担当の保育士さんにはりついて、ぐんにゃりしていました。
おままごとの人参やきゅうりを渡されると、一応受け取るのですが、
すぐにポイッと投げるのを繰り返していました。
面会を終えて、居室に戻ると、普段通りに歩き回っているのが見えました。
翌日から、里母さんに抱かれるようにはなりましたが、
笑顔は見せないままに抱かれている日が続きました。
抱っこからおろすと泣くようになり、膝の上に座ったり、
移動は抱っこがほとんどだったようです。
日数を重ね、随分と慣れてこられた里母さんでしたが、
おむつ替えには少々苦労されていました。
保育士の先生がおむつをかえようとすると、寝転がって待っているのですが、
里母さんがかえようとすると、あっちにごろごろこっちにごろごろ、
逃げ出してしまうこともあります。
「先生たちみたいにできない」と言っておられましたが、
Aちゃんは先生とお母さんの違いをよくわかっているのだなと思いました。
この夏の猛暑が続く中、通い続け、外出や外泊を経験し、
関係も深まって迎えた引き取り日。
靴をはかせてもらって玄関を数歩またいだのですが
「歩いているの見るの、ほとんど初めて!」という里母さん。
どの子も、相当に抱っこしてもらいたいもんなんだなあ、と改めて感じました。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)