7月に入って、ようやく初回面会となった3歳のAちゃん。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、
施設実習ものびのびになっていましたが、やっと面会日を迎えました。
まだ実習時間の制限や、入っていいエリア、換気のことなど
施設ごとの制限はありますが、「やっと会える」と言いながら、
里親さんはその日を楽しみにされていました。
そして、当日。Aちゃんは部屋に入るまでは、担当の保育士さんとともに、
はりきって歩いてきたのが伺えましたが
部屋に入ってからは大勢の大人に囲まれて声もでず、
うなづくのが精いっぱいの様子でした。
プレゼントに持ってこられたドレッサーが気になるものの手も出ず、
担当の先生の膝の上に座って、
もってきた水筒のお茶を延々と飲み続けていました。
全身から「緊張」が伝わってきます。
里親さんのほうも、お父さんは緊張しておられるのか
もくもくとドレッサーを組み立てておられましたが、
お母さんは柔らかく声かけをしておられました。
Aちゃんは最後の方には少しほぐれ、先生の膝から下りて床に直接座り
私たち関係機関のことも、横目でジロリと見られるようになりました。
翌日からの実習を里親さんと約束して、別れました。
里親さんにとっても、Aちゃんにとっても、
これから初めての経験ばかりとなります。
時間の制限はありますが、いっしょにいろいろする経験を重ねて
仲良くなり、おうちにいく日を迎えます。
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