今年5歳になるA君を1歳の誕生日前に迎えた養母さんから
先日、久しぶりにご連絡をいただきました。
関東地方に住んでおられ、なかなかお会いする機会はないのですが、
毎年の年賀状で様子を教えてくれていました。
その養母さんからのお電話で「何があったの?」と思いましたが、
養母さんからは「実は、話をしたのです」と。
A君は幼稚園に行き、
周りの子に弟や妹ができているのを見て
「ぼくも弟がほしい」と言うようになりました。
養父母さんは、養子を迎えるにあたって告知はしようと思っていました。
A君が弟がほしいと言い出したことを機会にし、
養父母揃って、お母さんとお父さんには子どもができないこと、
どうしてもA君と親子になりたくて迎えに行ったこと、
A君が希望する弟は持てないことを伝えました。
養父母さんは気持ちがいっぱいで泣きながらだったそうで、
聞いていたA君も涙を流していたそうですが、
聞いた後に「ぼく、しっているよ。パパとママが迎えにきたね」と
話したそうです。
その後は、それまでと変わらない日常ですと
報告してくれました。
A君が1歳前のことを「知っていたよ」と言ったことに驚いていた養母さんで、
「A君はかしこいと思っていたけど、やっぱりかしこいと思います!」、
「話せてよかった」ともおっしゃっていました。
告知が、改めてA君への思いを深め、
親子の絆を確認する場になってくれたらと思います。
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