春休みを利用して、A君が以前暮らしていた大阪の乳児院に顔を出すから、
ということで養母のBさんから連絡をいただいた。
せっかくなので、合流させていただくことにし、私も乳児院にお邪魔させていただいた。
数年ぶりに会うA君は、この春から小学1年生になる。
大人同士が実習の頃のことや、乳児院時代のA君の様子の話に盛り上がっていると、
以前のことを覚えているのかいないのか、あまり聞いていない様子でマイペースに
遊んでいたのにも、随分お兄ちゃんになったなあと感じられた。
子育てが始まった当初、いっぱいいっぱいに見えたお母さんも
すっかり余裕の様子で、穏やかにかかわっておられた。
残念ながらお父さんは来られていなかったが、3人で築いてきた
親子関係を十分に感じることができた。
母と子の写真を撮らせてもらうと、自然とA君はBさんにもたれ、甘える様子であり
その自然な甘えぶりに、「ああ、いいなー」と一人ほくそ笑んでいたのだった。
どんなに焦ってもできるものではない、時間が経過する中で
じわじわと築かれるものもあるなあと、A君とBさんに久々に会って感じることができた。
あと5年も経てば、また自立へ向けてそっけなくなるA君が想像できるが、
今はまだ十二分に甘えて大きくなってほしいなと思っている。
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