先日、全国里親大会茨城大会に参加してきました。
全国里親大会は、毎年2日間にわたって全国から里親さんや関係者が集まります。
特に興味深かったのは2日目の分科会で、養育里親宅で暮らす里子の話を聞かせていただきました。
高校3年のAさんは、高校入学と同時に養育里親宅で生活することになりました。
それまでは児童養護施設や児童自立支援施設で生活をしていて
自分の知らない「家庭」に憧れを持っていたそうです。
家庭ならではの距離感や、その家独自のルールに、はじめは戸惑い反発もしたようですが、里親さんの受け止めによって「弱い自分も出していいんだと気づきました」と言っていたのが印象的でした。
Aさんの夢は施設職員になることで、
その夢のために春からは専門学校に進学するそうです。
「どんな環境でも受け入れて生きていくしかない子どもたちを支えたい」
と言っていました。
施設出身の子どもが施設職員になりたいということはよくあって、
子どもの境遇や気持ちに同化してしんどくなることもあるだろうし
施設という狭い世界にいたからこそ、もっと広い世界を見てほしい
という気持ちもなくはないのですが、
Aさんの熱い気持ちを聞いて、頑張ってほしいなと思いました。
茨城県は遠かったですが、行ってよかったなと思える全国里親大会でした。
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