先日、3歳のAちゃんと里親さんとの初面会がありました。
前日に「お父さんとお母さんになる人が会いに来るよ」と聞かされ
Aちゃんは「嬉しい」と言い、楽しみにしていたそうです。
しかし、実際に対面の場面になるとAちゃんは
施設職員さんに抱っこされたままで、顔を職員さんの胸にうずめたまま…。
チラチラと上目づかいに里親さんの様子を見ていました。
初めての人や場所への緊張が高いAちゃん。
それだけではなく、実は里親さんとの出会いは2度目。
どんな人?本当に大丈夫?これからどうなるの?という
不安や緊張や恐怖でいっぱいです。
関係づくりの実習が始まり、
里母さんがAちゃんと一緒に遊ぼうとしても「イヤ!」
お世話をしようとしても「イヤ!」
里母さんにとっては辛い状況ではないかと思いますが、
「Aちゃんにとったら、そうですよね。不安ですよね。」と言う里母さん。
「それでも、(私のことを)意識していることが分かります」と、
周りの子どもたちとも一緒に遊びながら、
気長に少しずつAちゃんとの距離を縮めていきます。
里母さんは、Aちゃんより年の低い子どもを見ると
Aちゃんもこのくらい年齢の時は、こんなことをしていたのかな?と
想像がふくらみ、どの子を見ても「Aちゃんは~」と
全てがAちゃんにつながっているそうです。
里親さんのAちゃんへの暖かい思いが、Aちゃんに伝わりますように。
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