中学3年生のA子ちゃんが、「協会の活動について知りたい」ということで、
事務所に来てくれました。
1歳9ヵ月のときに、「愛の手」を通じて、養親さんのもとに迎えられたA子ちゃん。
小さいころから、「血のつながりのない親子」であることは伝えられ、
地元の里親会活動にも積極的に参加してきました。
なので、「養子であることは、自分にとっては、あたりまえのことだった」といいます。
そのA子ちゃん。
私立中学に通っているのですが、「卒業研究」というものがあって、
「社会的養護について」というテーマにしたんだそうです。
で、協会のことも紹介したいと、話を聞きに来てくれたのでした。
協会には、大学の卒論のテーマに…ということで話を聞きに来る大学生は
たくさんいるし、高校生の来訪は過去にもありましたが、
中学生で…というのは、初めてでした。
あ。毎日新聞の職場体験の中学生が来たことはあるか…。
A子ちゃんが、「社会的養護」をテーマにしたいと、
学校の先生に話をしたとき、
先生に、「社会的養護ってなんや…!?」と言われたそうです。
とほほ。
友だちも、関心のある子は少ないようで、
先生も、友だちも、A子ちゃんの卒業研究をきっかけに、
少しでも関心を持ってくれたらいいなあ~と思います。
A子ちゃん、自分が育った乳児院にも行ってみたそうですが、
「ぜんぜん覚えてない」と思ったけれど、
『トイレのにおい』だけは、「わあ!なつかしい!!」と思ったそうで。
”記憶”ってすごいなあ~と思いました。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)