今日の午前中、高校生の来訪がありました。
社会的養護の子どもの養子縁組に関心があって、
日本の要保護児童をとりまく現状や、実母さんが抱えている問題について、
自分なりに勉強をすすめている、という高校3年生の女の子。
養子縁組をテーマにした書籍に、協会のことが紹介されていて、
ぜひ養子縁組の現場で働いている人の声を聴いてみたいと思ってくださったとのこと。
夏休みを利用しての、なんと、東京からのはるばるの来訪でした。
2泊3日での大阪入りということで、
てっきり「大阪観光」にひっかけて…?などと思っていたのですが、
来阪の主目的は、協会への訪問で、
ほかには、特には予定を組んでいないとのこと。
なぜ、この分野に関心をもったのか、
どういったところを知りたいと思っているのか、
どこに問題を感じているのか
…ということも、しっかり受け答えができて、
「すごいなあ」と感心したのでした。
福祉系や教育系、心理系の大学生が、里親制度に関心を持って、
卒論のテーマなどにとりあげ、協会に話を聞きにくる…ということは
よくあることなのですが、高校生というのは珍しいです。
自分の将来の進路も含めて、考えておられる姿を
たのもしいなあ~と思いました。
ぜひ、この関心を持ち続けて、いつか、日本の養子縁組制度を
何らかの立場で支えてくれる人材になってほしいなあと思っています。
ふりかえって、20数年前の自分の高校生時代。
「社会問題」などには、ほぼ目を向けず、
クラブ活動に打ち込むわけでもなく、将来の目標など深く考えたこともなく、
毎日、ダウンタウンの『4時ですよ~だ』を見ることに、
精力を注いでいた高校生活でした。
ああ。お恥ずかしい。
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