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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


朝晩冷え込むようになりました。
事務所も11月は暖房が入らないし、換気はしているので、
妙に「寒い寒い」と言いながら過ごしています。

10月6日に愛の手街頭キャンペーン
10月15日にH2Oサンタのチャリティートークイベントに参加、
10月30日に運動会、
11月12日に更新研修と養親ゼミナール、
11月17~18日は全国里親担当者連絡会、
11月20日に大阪府宅地建物取引業協会の不動産無料一般相談フェアに参加、と
行事続きで忙しい日々でした。
その他にも研修を受講したり、研修で話す側だったり…。

10月中の運動会の準備ほどではないにせよ、
11月も「あー」といっている間に目まぐるしく過ぎてしまいました。
今、後回しにしていたいろいろを、慌ててやっているところです。

そして、あっという間に明日は12月…。
「1年、早いねえ」と誰もがいうセリフを、
協会内でも同じように言っています。
このままバタバタと年末を迎えるのだろうな、と思いつつ、
元気にやっていきたいなと思っています。

6歳のA子ちゃん。
春から小学1年生です。

届いたばかりの、ピンクのランドセルを背負い、
上機嫌でポーズを決めた写真が送られてきました。

ランドセルが入っていた大きな段ボール箱に、
A子ちゃんがぴったり収まって、
「猫のように、箱がお気に入りです」という写真も。

段ボール箱が、ランドセルの高級ブランドの箱のように見えたので、
「●●●のランドセルですか?高級品ですね~♪」
と返信をすろと、
「スポンサーがいるので!」と養母さん。

おじいちゃんおばあちゃんも、
「孫」の成長を喜んでくださってるんだなあ…と、
こちらもうれしい気持ちになりました。
これからも、いろんな節目を一緒に楽しんでもらいたいです。
先日、協会で「養子の思春期について」をテーマにした研修を開催しました。

5歳半のAちゃんを迎え、4年になる養父さんも参加されました。

迎えた当初、Aちゃんは養母さんにべったりで、
養父さんと2人で公園へ遊びに行こうとして玄関を出るまではできても、
すぐに「ママもーー!」と逆戻りすることが多々ありました。
それにもめげず、養父の仕事が休みの時には、Aちゃんの遊び相手となり、
Aちゃんがしてほしいということに応えようと頑張りました。
次第に、Aちゃんと養父さんとの距離も縮まり、
Aちゃんは養父さんの仕事の休みの日が楽しみになりました。

小学校に入学し、
ギリギリまで寝ていて遅刻しそうになったりしながらも
元気に通い、友だちともよく遊んでいる様子のAちゃん。
お菓子づくりや料理をするのが好きで、
協会の運動会には、
自分と養父母の3人分のお弁当を作って参加していました。

しかし、最近は何かと養父に反抗的で
「そろそろ、思春期に入ってきたんかな。勉強しようと思って。」と
受講動機を話してくれました。

思春期は、子どもと大人の両面を抱え、脳細胞が活発に動いてイライラしたり、
自分が何者なのかを自ら問うたりして、揺れ動き、悩む時期です。
養子の場合、
さらに「自分はなぜ産みの親に育てられなかったのか」
「自分の居場所はここにあるのか」などという疑問や怒り、喪失感も持ちます。
それらの気持ちをぶつけ、受け止めて欲しい相手は、
今そばにいる養親となります。

「何かと『わかってる!』とか、
『あっち、いって』、『こっち、こんといて』とか、言うんですわ~」と
言いながら、
「成長してきたんやなーと思って」と笑いながら話す養父さんは、
反抗的になられても変わらずAちゃんのことが
かわいいんだなぁと感じました。

「子どもの心に敏感にならないといけないですね」と感想を言ってくれ、
これからもAちゃんに寄り添ってくれることを願っています。

機関紙「あたらしいふれあい」10月号でも
ご報告させていただきましたが、
第2子出産のため産休、育休をいただくことになり、
本日よりお休みさせていただきます。

妊娠が分かってから今日までの日々は、
長女の世話をしながらということもあり、
あっという間に過ぎ去りました。
長女の出産前にはいくつかトラブルがあったので、
いつ何があるかわからないと思いつつ、
先週、木曜日、金曜日に開催した
全国児童相談所里親担当者連絡会という研修までは
何とか体調を崩さずに出勤できればと思い、すごしてきました。
おかげさまで、今回はトラブルもなく、
先週金曜日までの研修も無事に終えることができました。

長女出産後の育休から復職してからの2年間で
私の担当の「愛の手」の子どもと養親とのマッチングは
あまり進みませんでしたが、
それでも少ないながらも担当させてもらった家庭はあり、
途中で他の職員に引き継ぐことになりました。
養子縁組まで見届けられなかったことは
本当に申し訳なく思っています。
その子どもたちが健やかに養親のもとで育ちますよう祈っています。

復職しましたら、またどうぞよろしくお願いします。

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