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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


コロナ感染がひろがっています。
1歳のA君一家もA君の発熱から始まり、
里父母さんも症状が出ました。
40度の発熱、のどに痛みがあるのか、
いつもは食欲旺盛なのに食べたがらなくなったり、
ぐずってばかりのA君の姿に心を痛めておられました。

買い出しは実家や友人を頼り、
里父母両方が倒れてしまわないように、と
症状の軽い方がA君の世話をし、
一方はできるだけゆっくりと休み体力を蓄えるようにして、
交代でA君の世話をしました。

里母さんは、里父さんがA君の全てお世話を任せられることが確認でき、
里父さんは、里母さんの日常的な声かけによって
仕事から帰ってきた里父さんをにこにこと待っているA君がいるのだ
と感じました。

改めて
里母は里父とA君の
里父は里母とA君の
関わり方をゆっくりと見る機会となったそうです。

幸い、症状は回復し、
5日ほどしてイタズラをし始めたA君の様子を見て、
ホッとした里父母さん。
「いくらでもイタズラして~」という気持ちになり、
食欲が戻ったA君のご飯を作ることが嬉しくて仕方ない様子でした。

コロナの症状で身体はしんどく、
外に出られない不自由さも感じましたが、
親子3人の関係がより深まった時間にもなりました。
災い転じて福となす、ことになったのかもしれません。

少し落ち着いていたように見えた
コロナウイルスの感染状況が、
ほんとにあっという間に拡大して、
第7波となっています。

養子の子どもたちや、養親さんが
陽性になったという連絡も、何件か入っています。

リアルに子どもに会って、
できるようになっていた愛の手の取材ですが、
施設でもコロナの陽性者が出始めて、
再び、オンライン取材となることも出てきました。

待ちに待った、子どもとの初面会を
指折り数えて楽しみにしていたら、
延期になってしまった方もいます。

子どもとの関係づくりのために
実習に通っていた里親さんの施設でも、
陽性の子どもが出ましたが、
急遽、実習のプログラムを変更してくださり、
子どもも里親さんも感染することなく、
なんとか引き取りの日を迎えられそうです。

…と、ヒヤヒヤの日々。

大阪は感染者が2万人以上の日も増え、
さすがに、『知ってる人』のレベルで陽性になった方もいるようになってきました。
今のところ、協会職員はみんな無事ですが、
8月はH2Oサンタさんのイベントもあるし、
ふれあいキャンプもあるし、
なんとかこのまま、コロナウイルスをはねのけて、
過ごしていけますように…と
祈るような気持ちの日々です。
関西地区では、幼稚園や小学校の夏休みが21日から始まりました。
子どもたちにとっての「待ちに待った夏休み」は
親にとっては「魔の夏休み」です。
保育園ではほとんど夏休みはないですが、
幼稚園や小学校ではべったりと休みが始まります。
中学生になれば、部活があったり、
そうでなくてもだらだらしたり昼寝したりで
それなりに放っておけるでしょう。
小学生なら学童保育や学校やPTA主催のプール開放もあったり
友達とちょっと約束などもあるかもしれません。
それでも、子どもが毎日学校へ行くペースができあがっていると
家にいる子どもはなかなかかさ高く、
昼ごはんの用意だけでもしんどいものです。

M君のお母さんは、昨年年少さんの元気なM君と夏休み中付き合って
疲れ切ってしまいました。
今年も年中のまだまだ元気な幼稚園生。
夏休みが近づく頃から、どうやって夏休みを乗り切るか、気をもんでおられました。
幼稚園の預かり保育を利用できないわけではないのですが、
普段のM君のクラスとは別なので、新しい人間関係となり
却ってストレスになりはしないか、
預かり保育で昼寝をすると
夜なかなか寝てくれないかも…と気がかりな様子です。
真夏の暑さで大人はじっと室内から動きたくないくらいですが
子どもたちはじっとはしておられません。
M君に付き合って外に出ないわけにはいきません。
なんとかお母さんが夏を乗り切れるよう、応援したいと思います。


今月のワーカー日記1回目です。
うごうごが産休に入ったので、今月から1ヵ月4回更新になります。

毎日新聞の大阪版に毎週掲載されている
『あなたの愛の手を』は17日(日)に掲載2900回を迎えました。
昭和39年5月5日に掲載がスタートし、「あなたの愛の手を」欄では
今年で連載58年を過ぎました。
2900回というのは2000回や2500回のように
大々的にお祝いする回数ではないのですが、
キリのいい回数を担当すると、「おぉっ」となります。
「それだけの子どもが里親を求めて掲載されてきたのだ」
と感慨深い気持ちになり、
毎日新聞の記者さんとも、
「もう2900回になるんですね~」というやりとりをしました。

今年度、「あなたの愛の手を」欄には、養子里親希望だけでなく、
養育里親希望や週末里親希望の子どもも掲載されています。
その子どもの状況に応じて、
どの子どもにもご縁があったらいいなぁと思います。
2900回目の「愛の手」に掲載された今週の子どもには
問い合わせがどれぐらいあるのか、
担当者としても楽しみにしています。

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