中学2年生のA君の養母さんから近況報告のお電話をもらいました。
A君は5歳前で家庭に迎えられた子どもで、
養母さんは定期的に様子を知らせてくださっています。
中学2年生になり、体も大きくなって、養母の身長も抜いてしまったA君。
養母は体格が大きくなり、偉そうな物言いをするようになっても、
いつまでもA君はかわいくて、その思いをA君にストレートに伝えられています。
一報、養父は愛情表現が下手で、一言多いタイプで、
いつもA君からは煙たがられ、父子でケンカになったり、
思春期になり、A君の反発も大きくなっていたようでした。
それが、いつも養母の悩みの種で、
養父とA君の関係は決して悪いわけではないけれど、
もう少し良くなってくれたらいいのにと思っておられました。
勉強が苦手なA君は塾に行ったり、家庭教師もついてもらったりしていますが、
中学2年生にあり、受験も視野に入れる学年になってきて、
塾や家庭教師だけでなく、親が傍について
家庭学習で補うことも必要になってきました。
その一環で、養父が得意の社会の勉強を見てあげることが増え、
A君も「お父さんは社会がよくできる」と認めるようになってから、
父子でもめることが減っていったそうです。
養母にとっては、A君が養父を認め、穏やかな関係を築けていることが
とてもうれしいとおっしゃっていました。
父母のタイプにもよるとは思いますが、
子どもが小さいと、母の役割がどうしても大きくなってしまうものです。
でも、子どもの成長と共に、父の役割が大きくなってくる場合があり、
その役割を父がしっかりと担うことができれば
親子関係って変わっていくんですね~と養母さんと話しました。
A君はまだ中学2年生。
これからまだまだ成長していくし、
親子関係も変わっていくのだろうなと思います。
また報告を聞かせてもらうのを楽しみにしています。