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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


まだまだコロナの影響で、自宅でじぃっとする
のんびりした大晦日を迎えています。
大雪に見舞われている地域の方は
雪の対処で大変だろうなと想像しています。
大阪は雪は降りませんが、今日は強風のようです。
職場のカレンダーは12月半ばには新年用に交換し、
そのままダダッっと仕事納めの28日を迎えました。
毎年のことですが、大掃除もせず・・・。

協会は今宮戎神社の十日戎での福飴売りが自粛になり、
1月初からは福飴と福豆の通信販売と事務所販売を頑張ります。
久しぶりの方が事務所に来てくださると、とても嬉しいので
ぜひお顔を見せがてら、お立ち寄りください。

2月11日には東大阪市文化創造館で、
2021年度特別養子縁組啓発プログラム
「わたしの家族のはじまりは晴れた空の下だった」を開催予定です。
1部では、特別養子縁組をした親子を描いた
朗読劇「1月16日」を上演し、
2部では、朗読劇の脚本・演出家である本多真理氏と
モデルとなった養父母をお迎えし、
朗読劇に込めた想い等を語っていただきます。

2月19~21日は、阪急百貨店で
H2OサンタのNPOフェスティバルにも参加予定です。

今年も皆様、大変お世話になりました。
2022年も粛々と活動していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

協会の年内業務は28日で終わりになりました。
がみがみは家庭訪問、まじまじは実習中の里親さんの様子を見に施設に行き、
他の3人は事務所で雑務に追われ、毎年のごとく年末を実感できないまま
仕事納めになりました。

仕事納めの今日、高校3年生のAちゃんが会いに来てくれました。
Aちゃんは先日推薦で東京の大学に合格し、
「東京に行くまでにぜひ会いに来て!」と伝えると、
冬休みになり、すぐに会いに来てくれました。

Aちゃんは小さい頃から運動会やキャンプに参加してくれており、
折に触れ、出会っていた子どもでした。
中学生以降、養父母に反発し、養母が何か言うもんなら
百倍以上に言い返し、しょっちゅう養母とバトルになっていました。
親子喧嘩の最中に連絡をもらって話を聞き、なだめたり、
「家出する!」となったAちゃんから連絡をもらい、
話を聞き、わさわさの家を借りて一緒に1泊したことも
今はもう懐かしい思い出です。

勉強もあまり手につかず、進級の危機も何度もあったのを
切り抜けてきていました。
そのAちゃんが高2ぐらいから進路を考え始め、
勉強もこつこつと取り組むようになり、
いつも進級できるか危うかったのに、
指定校推薦を受けられるぐらいの成績になったそうです。
養母さんからはこの間の報告はいただいていて、
「こんな日が来るなんて」と養母さんもとても喜んでおられました。

Aちゃんは、いつもキャッキャッ言い、
中学生でも元気に走り回っているような印象でしたが、
2年ぶりに合うと落ち着いて礼儀正しい素敵な女性になっていました。
思い出話をしていると、「あの時はいろいろご迷惑をおかけしました」と言われ、
大人の対応に、私も恐縮してしまうほどでした。

養父母さんともめることは今はもうあまりないそうで、
毎日仲良く過ごしているということでした。
「お母さんは心配して今も色々言うやろ?」と聞いても、
「前みたいに言い返したいと思うことはなくなってる」と言っていて、
イライラすることもあまりないと話していました。
友人や学校の先生、塾の先生など、たくさんの人に助けられ、
自分も努力して第一志望の大学が決まったと思っていて、
将来就きたい仕事もあって、
とても前向きに今の生活を送っていると感じられました。

中学生以降、あんなに荒れていたのに、
こんなに落ち着き、穏やかになるなんてというのはとても驚きでしたし、
子どもの力ってすごいし、諦めたらあかんなぁと思わされました。
思春期、子どもとの関係に悩んでいる養親さんがいたら、
Aちゃんの成長をぜひ伝えたいと思いました。

久しぶりにAちゃんに会え、嬉しく温かい気持ちで仕事納めを迎えられました。




小学1年生のAちゃんは、2歳の時に家庭に迎えられました。
体を動かすことが大好きで、
毎年、協会の運動会に遠方から参加してくれていました。
しかし、コロナの影響で、運動会への参加ができず、
残念ながら、2年お会いしていません。

養親さんは、運動会のことを、
Aちゃんがいることをパパとママに教えてくれたずしずしさんの運動会と説明し、
Aちゃんがパパとママのところに来てくれて嬉しいこと、
産んでくれた人がいることを伝えていました。

そんな中、
習い事への送迎の車の中で急に
「Aちゃん、産んでくれたお母さんに育ててもらいたかったな」と
軽く話したそうです。

運転中の養母さんでしたが
「産んでくれたお母さんは育てることができなかったみたい。
だから、ずしずしさんにお願いしたんだよ。」
「Aちゃんは、パパとママのところは嫌?」と
軽く聞いたそうです。

すると、Aちゃんは
「嫌じゃない。けど、知りたかっただけ~」と、にっこり笑って車を降りた、と。

実はこの2,3日前、
Aちゃんから「Aちゃん、パパとママのところに来れてよかった」と言われたそうです。
養母さんは、本当は「産んでくれたお母さんに・・・」の話をしたくて
先にそう言ったのかな、と考えておられます。
Aちゃんなりに、いろいろ考えるようになっているのだろうなと、
成長を感じておられます。

ふいうちで聞かれましたが、
日頃から思っていることを伝えた養母さん。
いつでも、Aちゃんが気兼ねせずに自由に生きてほしいと
思っている気持ちが伝わりますように。

23日にJBクラブのクリスマス会を開催しました。

協会職員がハンドベルをしたり、みんなで工作をしたり
サンタさんからプレゼントをもらったり、ビンゴゲームをしたり。
みんなで楽しく遊び、ワイワイと過ごしました。
久しぶりに会う子どももたくさんいました。

昨年、サンタさんを見てギャン泣きしたAちゃん。
今年も「サンタさん前と同じ人?怖いから行きたくない」と言っていたようですが、
里父の必死の説得?により、なんとか会場に来てくれました。
会場では里父がずっと抱っこで、Aちゃんの表情は硬いまま。
サンタさんが登場するときには、部屋から出て遠くでサンタさんの様子を見ていましたが
Aちゃんの順番が来ると、しっかりとサンタさんからプレゼントを受け取り
記念写真を撮り、最後はタッチも!
帰るときには「サンタさん怖くなかった」とAちゃん。
里父母も、サンタさんもAちゃんの成長に嬉しくなりました。
9カ月のAくんが里父母と出会って、1カ月あまり。
里父母はせっせと実習に通って、Aくんとの関係をつくってきました。

クリスマス前には家庭引き取りができそう…と、
実習のプログラムを組んでいたのですが、
Aくんが、感染性胃腸炎になってしまいました。

病気で弱っている子どもの様子を見て、
関わり方を知っておくのも経験、と
里母は感染に気をつけながら実習を続けました。

Aくんの体調も回復し、
この週末には「お泊り実習」も無事にクリア!
朝起きたAくんは、里父母の顔を見てニッコリだったそうです。

予定どおり、クリスマス前には、親子3人でおうちに帰れます。

「ステキなクリスマス&お正月になりますね♪」と連絡すると、
里父から、
「サンタクロースになる準備もできてますよ~」と返事がありました。

やる気満々!のお父ちゃんサンタ。
Aくんの反応はどんなかな。

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