先日、小学6年生のAちゃんと週末里親さんの面会に立ち会いました。
緊張した面持ちで、週末里親さんの前にきたAちゃん。
施設職員さんがじょうずに盛り上げてくださり、
少しずつ表情がほぐれてきました。
食べることが大好きで、週末里親さんができたら、
「一緒にケーキが作りたい」と言っていたAちゃん。
週末里親さんへの質問は
「好きな食べ物は何ですか?」でした。
ちなみにAちゃんの好きな食べ物を聞くと、
「ピーマンの肉詰め」と言っていました。
渋い!!
週末里親さんは、実子さんの子育てがひと段落した方で、
実子さんが小さい時はお菓子を作ったり、
編み物をして子どものセーターを編んだりしていたそうです。
「良かったら、一緒にお菓子を作ったり、
編み物をしたりしようね」と言われ、
Aちゃんもとても嬉しそうでした。
Aちゃんの週末里親を探し始めたのは今春。
夏前には週末里親さんに会ってもらえるかなと思いながら動いていました。
しかし、4月以降、大阪府には緊急事態宣言や蔓延防止重点措置が出続け、
深刻な感染状況が続いていたため、乳児院や児童養護施設は
人の出入りをストップせざるをえませんでした。
・・・ということは、Aちゃんと週末里親さんとの面会も
当然「おあずけ」でした。
10月になり、緊急事態宣言が解除され、
ようやくAちゃんに週末里親さんを紹介できて、
ホッとしました。
Aちゃんだけでなく、他の週末里親希望の子どもたちも、
昨年から週末里親さんが見つかっても
なかなか会ってもらえない状況が続いていました。
また、既に週末里親さんに定期的に関わってもらっている子どもも、
里親宅へ行けない状況が続いていました。
どの週末里親さんも状況を理解してくださって、
「待ちます」と言ってくださって、本当にありがたいです。
大人にとっての1年、2年は大した時間ではありませんが、
子どもにとっての1年はとても貴重な時間です。
その間に、経験できるはずのことができないというのは
本当にもったいないなあと思ってしまいます。
コロナ禍でどうしようもないことなのですが、
早くこの状況が収まりますようにと願わずにはいられません。