3月は養親講座の開催月で、
先週土曜日に2回目の講座が終わりました。
毎回、いろいろな地域から、受講するため大阪に来られるのですが、
コロナ禍で、この1年ぐらいは遠方からの受講者はほとんどなく、
大阪府内と近県のご夫婦がほとんどです。
2回目の養親講座は、養親さんの体験談と特別養子縁組の法律の説明の会です。
今回の体験談は、1年半前に1歳半の女の子を
迎えた養親さんに来てもらいました。
定期的に連絡をとっている養親さんで、迎えたときから、
毎日楽しく子どもと過ごしておられて、「試し行動」が大変というようなことは
あまり聞いていませんでした。
今回改めて迎えた当初のことをお聞きすると、
食事面で偏食が出たり、家の中をグチャグチャにされたり、
嫌なことがあると養母さんをかんだり、
ひっくり返ったりしていたということでした。
養父さんは、「講座でも、聞いていたことだから」と言い、
養母さんは「しょうがない」と思って、やらせていたとのことでした。
大変な時には、特に養母さんは「しょうがない」とはなかなか思えないので、
夫婦で話合いながら、時には喧嘩して、子どもとの生活を送っていくうちに、
行き着いた結論だったようです。
今回の養親さんは子どもを迎える前から
色々なことでよくもめてきた方たちでしたが、
子どもを迎えてからは、子どものことでよくもめたそうです。
それでも、子どもがいることで、生活は良い意味で大きく変化し、
楽しく過ごしていることが伝わってきました。
最後、別室で遊んでいた子どもが養父母を迎えに来てくれたのですが、
3人で過ごしている様子を見て、
受講者の皆さんの顔がほころんでいたのが印象的でした。
27日の3回目は岩﨑の「子どもを迎えてから」の話です。
少し時間があくので、ご夫婦でこの2回の内容を振り返り、
3回目の濃い話に臨んでもらえたらいいなぁと思います。