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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


4歳のAちゃんは、家庭に迎えられて1年半が過ぎました。
昨年のお正月の頃は、まだ親子関係を築いていく最中で、
親も子も日々を必死で過ごしていた状態でした。

今年のお正月には、年賀状で子どもを迎えたと報告ができたそうです。
それを知ったお友だちから祝福の言葉や、
Aちゃんへのプレゼントなどをたくさんいただきました。

そのプレゼントを見ながらお父さんお母さんが
「皆からたくさんプレゼントをもらって、しあわせだね~」と言うと
「皆、Aちゃんがかわいいから?」とAちゃんは応えたそう。

家庭に迎えられた当初のAちゃんは、
お父さんお母さんをわざと困らせる態度で、
作らせた食事に手をつけなかったり、
ベッドでは寝ずベビーカーでしか寝なかったり、
癇癪を起こすとなかなかおさめられなかったり、
素直に甘えられず拒絶したり、とお父さんお母さんはかなり苦労しました。
かわいく思えない時もありながら、
Aちゃんの不安や怒りを受け止めてきた日々。

そのAちゃんが、かわいがられていることを感じているのだなと思うと、
ここまでのお父さんお母さんの努力と
Aちゃんの頑張りに感謝です。

プレゼントのお洋服を着て、嬉しそうな表情のAちゃんの写真をいただき
私も笑顔になりました。


1月は行く。
そして、2月は逃げる。

2月も残すところ、わずかです。

6日の広報イベントを無事に終え、
その後の3週間は何してたんだっけ?
と思うくらい、
あっという間に2月が終わろうとしています。

2月の〆のイベントは、
1年ぶりに…と楽しみにしていた、
H2OサンタさんのNPOフェスティバルのはずだったのですが、
常駐なしの展示イベントになってしまいました。

なかなか元の生活を取り戻す日々は遠い…
というか、取り戻せるのかな…という毎日。

昨年、泣く泣く中止にした、
夏のふれあいキャンプと
秋のおやこDEうんどう会。
今年は、〝withコロナ〟だったとしても、
なんとか開催したいなーと思っています。

去年は、
〝いろいろ対策を考えるには、準備期間が足りない!〟
と中止を決めた面もあるので、
今年は早めに〝準備〟をしなくては。

1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。

きっと、あっという間に、
夏のふれあいキャンプがやってきます。
5歳のAちゃん。他県のBさん宅に迎えられて
もうすぐ6カ月になります。
以前は大阪弁を使っていたので、「あかん!」と言っていましたが、
今では現地の言葉を使うようになりました。
Bさんも、Aちゃんとの面会前には
「方言がわかるかな」「方言を話すようになるかな」と言っておられたので、
「幼稚園とか行くようになれば、話せるようになるんじゃないですか」と
私も言っていました。
近くに住んでおられるおじいちゃんおばあちゃんとの接点が多いのもあるのか
すっかり方言を身につけたようで、
「~~けん」と言うようになっています。
明るくおしゃべりなAちゃんと、同じくおしゃべりなBさん夫婦の
組み合わせだからこそ、早く身についたのかなとも思えます。
Aちゃんとお母さんで、車で迎えにきてくれましたが
その道中でも、「ここでうどん食べた」「この公園行ったことある」と
いろいろと教えてくれます。
「春になったら、また海に貝殻ひろいにいこう」とも言っていて
Bさん家族での歴史がどんどんと増えていっていることを感じました。
子どもたちの適応力はすごいなあ、と思わされています。
今、世の中ではSNSが大いに利用されているが、
自分がメインで使っているのはLINEくらいで、
その他はよく分からないし、利用の必要性もあまりないので、
見るだけという程度である。
それなのに、復職したら、職場のTwitterが始まっていて、
あたふたしている。

先日、高校2年生のAちゃんの養母さんと電話で話していた時のこと。
若者のSNS利用は多岐にわたるが、Twitterもかなり使われているらしく、
AちゃんもTwitterを頻繁に利用しているそうである。
子どもが使っているからと、養父母さんもTwitterを始められ、
最初は仕組みも使い方も分からなかったそうだが、
今は「とても便利!」とおっしゃっていて、
「調べものはTwitterが便利よ」とおっしゃっていた。

子どもがいなければ、SNSも最低限利用する程度なのだろうが、
子どもと一緒にいると、よく分からないものにもチャレンジし、
頭も柔らかくなっていくのだなと感心した。
子どもの力は偉大だなぁと改めて思っている。
大阪では緊急事態宣言が延長となり、
気づけば、コロナの感染拡大が広がって1年ほど経っています。

「愛の手」に掲載され、親子になっていくための実習は
時には里親さんは施設内に宿泊しながら
感染対策に気を付けておこなうこともありますが、
週末里親の活動はストップしている施設が多くなっています。

週末里親として、小学6年生のA君とご縁のあった里親さんは
冬休みに初めての面会をする予定が
感染状況が拡大したことによって延期になり、
緊急事態宣言が発令され、更に延び
現在もいつ面会ができるかわからない状況。

A君にはできれば小学生のうちに出会ってほしい…と思いますが
施設で生活する子どもたちや職員さんを守るために
感染防止対策をすることの大切さは十分わかるので
なんとも苦しいところです。

早くコロナが落ち着き
いろんな活動をしていきたいなと願うばかりです。

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