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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


年末から日々「どうなるかな・・・」と過ごしていましたが、
多くの方のご支援をいただき、
無事に目標額まで到達したクラウドファンディング。
本当にありがとうございます。
ご支援くださった方への返礼品の発送も終了し、
ホッとしています。

次は2月6日に開催する特別養子縁組啓発プログラム
「座談会 わたしが養子であるということ…」。
コロナ禍では、オンラインでの研修などが増えていますが、
今回のプログラムは、かなりプライベートな話でもあり、
出演してくださる方が、率直に話をしてもらえるようになどを考えると
オンライン開催は難しいと決めました。

コロナの感染状況によっては開催への影響もあるだろうと思いつつ、
するからには、感染予防対策もしっかりして、おこないます。
毎年おこなっている啓発プログラムですが、
今年は、保育もできず、書籍などの販売もできない状況です。
しかし、
広く特別養子縁組のことを知ってもらいたいという想いは変わらず、
おこないます。

ホッとしたのも、つかの間で、また次の準備です。
岩﨑は出演してくれる特別養子の方それぞれから話を聞き、
我々は、アクリル板や消毒薬、検温のための体温計など、
これまでとは違う準備物を確認し、
当日に向けて、すすめています。

遠方で暮らすAさんから久々にご連絡をいただきました。
Bちゃんが、20歳になったとのこと。
小学生の頃は、学校へお母さんが呼び出されるようなこともあり、
中校生の頃は、Bちゃんの悩みが大きい時期だったのか、
親子喧嘩が激しく、お母さんとBちゃんでとっくみあいの
喧嘩になった時もあったそうです。
高校生になってから徐々におさまり、
短大の卒業も間近で、就職はまだ決まっていないけど、
子育ても一区切りと、感じておられるようでした。

中高校生の頃に比べれば、すっかり落ち着いたBちゃんと
親子仲良くやっていけそうな雰囲気でした。

Bちゃんへの告知は5歳頃から何度も話しておられ、
中高生の頃には実親への興味も募っていたようですが
この頃は、生みの親のことは言わず、あまり興味もない様子です。
また知りたくなった時には、相談にのります、ということで終えました。

20歳ですっかり終了、というわけではありませんが、
ここまで無事に大きくなってよかったなあ、と
思える瞬間です。


今年も言います。

毎年言っている気がする、『1月はいく』。

去年のワーカー日記に、

『今年も1月はあっという間に過ぎ去りました。
これは、やっぱり、
1月の前半が、えべっさんの飴売りで終わってしまうことが
大きく影響しているような。』

と書いてたのですが、
今年は、えべっさんの飴売りがなかったのに、
やっぱり、気がつけば1月が終わろうとしています。

飴売りのかわりにおこなった、
クラウドファンディングや通販、事務所内販売。
…は、飴売り並みに影響してるとは
思えないのだけれど、不思議。

そして、去年と同じく、
2月に入ると、最初の土曜日に
大きな広報イベントです。

ああ。
今年もきっと、
『1月はいく。2月は逃げる。3月は去る』。
そして、気がつけば、桜が咲いているに違いない。
1年半前に4歳のA君と里父母さんと出会いました。
元気いっぱいのA君と付き合うことはしんどく、
イライラしてしまうこともあり、
当初、自分は親としてちゃんとやれていないと悩んでいた里母さん。

日中、A君と関わるのは里母さんが中心ですが、
里父さんも帰宅後はA君とよく遊んでくれ、
また近くに住んでいる里父方のおじいちゃん、
おばあちゃんもA君をかわいがってくれています。
家族皆で、A君の子育てをしてきました。

先日、久しぶりに里母さんとやりとりしました。
「子育ては難しい」と思われ、今も落ち込むこともよくあるそうですが、
子どもはいないと経験できないこともたくさんあって、
近々ある保育園の行事が今の楽しみだということでした。
その後、行事での子どもの張り切った様子も嬉しそうに報告してくださいました。

養子を育てたいと思われるご夫婦は、自分たちの子どもが授からず、
それでも子育てをしたいとずっと思ってこられた方がほとんどです。
子育てに対して思入れがあったり、
色々と思い描いたりしていたことも多いと思います。
しかし、子育てを始めると、思い描いていたものと大きく異なっていたり、
自分自身が思っていたようにできなかったり、
様々な感情が出てきたりする場合もあります。
そういう葛藤を素直にその里母さんは話してくれていました。
それでも子どもと一緒に暮らし、子ども中心の生活を送る中で、
子どもがかけがえのない存在になっています。

A君親子はもうすぐ特別養子縁組が成立し、正式に親子となります。
これからも色々な事があると思いますが、
親子で乗り越えていってもらいたいなと思っています。
もう1月も終わろうとしていますが、新年初めのワーカー日記の更新です。
例年、協会の新年は飴売りから始まり、バタバタした1月なるのですが
今年の飴売りは自粛となり、例年とは違う年明けになりました。

昨年12月から5歳のA君と関係づくりの実習が始まった九州在住の里父母さん。
面会の日、飛行機で大阪に向かうとき
「これまでの不妊治療、夫婦関係のことなど思い出してしまい
すごく嬉しい日なのに涙が出てきました」と里母さんは話していました。
毎日A君の写真を見て、家にA君が来ることを想像していた里父母さんと
里父母さんの写真を毎日見て、施設職員さんに自慢していたA君。
互いに緊張しながらの面会でしたが、
「初めて見たA君はとにかくかわいかった!」と里父母さん。
実習が進んでいくと「かわいい」だけでなく
わがままだったり、やんちゃだったり、いろんなA君を見ていきました。
里母さんに対して「触るな」「あっちいけ」と言って拒否する日もあれば
近づいて穏やかに過ごせる日もありました。
その度、里父母さんは落ち込んだり、喜んだり。

そして先日、引き取りの日を迎えました。
施設職員やたくさんのお友達に見送られての出発、
A君は涙をこらえて、覚悟をしているかのような表情で里父に抱かれていました。

5歳の男の子と親子になっていくのは、簡単なことではありませんが
それでも「諦めずにやっていきます」と話していた里父母さんの言葉は力強く聞こえました。
少しずつ、親子になっていってほしいです。

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