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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者



緊急事態宣言が出ていて、「ステイホーム」の日々の中、
在宅勤務の人たちがオンライン会議をしているとか、
お友だちとオンライン飲み会をしているとか…というのは
よく聞いてはいたのですが、ほぼ無縁で過ごしてきた私たち。
せいぜい、LINEのビデオ通話を使うくらいでした。

その後、JAMMINさんとのうちあわせで、Skypeを初体験。
(協会の通信事情で、カクカク中断してしまったのですが…)

そして、厚労省主催の民間養子縁組あっせん団体の意見交換会で、
ZOOMを初体験。
(前回の反省を生かし、カクカク中断はクリア!しました)

”オンライン”へのアレルギー(!?)を少しずつ克服し、
今日、大阪府の里親支援機関おひさま主催の
「オンライン里親体験談会」に、「聴く側」で参加させてもらいました。
今回は、Google Meet を使っておられました。
いろいろあるんだなあ…。

話し手の養親さんは、大阪府と愛知県の自宅からの参加。
ときどき、子どもちゃんのワーキャーした声も聞こえ、
何より、ご自宅なので、どちらもリラックスした雰囲気の中でのお話で、よかったです。

「食わず嫌い」からは脱却したとはいえ、
まだまだ、「オンライン」には馴染めておらず、
おっかなびっくり…感が否めないのですが、
これからは、こういう機会も増えていくのかなあ…と思います。
4月からの緊急事態宣言で、訪問調査や面接ができず、
動きがとまっていたマッチングが、
宣言解除後、訪問調査をおこない、
協会内での検討、児童相談所へのマッチングの推薦と動いています。

先日、2歳のAちゃんの初めての面会がありました。
担当の子どもの初回面会は約9ヵ月ぶりでした。

マッチングは決まったペースで、動くわけではなく、
立て続けに担当の子どもへの申込みがあり、面接が続いたり、
推薦するマッチングが続いて、面会、実習が立て続けに始まることもあります。
逆に、なかなか担当の子どもへの申込がなかったり、推薦へ至らなかったりして、
動かないこともあるのですが、
これほど、間が空いたことはあまりありません。

Aちゃんとの出会いを待っていた里親さんも、
やっとの思いで面会の日を迎えただろうと思います。
私も、ようやく動きだせて、ホッとしています。

Aちゃんは、取材の時には、
大好きな音楽をかけてもらっても、ジュースをもらっても、
固い表情のまま、担当の職員さんから離れず、じーっとしていました。
普段からも、新しい人や場面での緊張は高く、
知らない人が自分と関わらなくても部屋にいるだけで緊張しています。
初回面会もかなり緊張するだろうと予測されたので、
施設職員さんたちが、数日前から里親さんの写真を見せながら、
「あと〇回寝たら、パパとママが会いにきてくれるね」と
Aちゃんの気持ちが盛り上がるように、準備をしてくれていました。

当日は、最初こそ声が出ませんでしたが、
プレゼントのおもちゃで一緒に遊んだり、少しおしゃべりをしたAちゃんでした。
普段のAちゃんを知る職員さんたちは、
その様子に
「すごい!遊べてる!」「しゃべってる!」と驚きの連続。

Aちゃんも
「ようやく」出会えた里親さんを待ってくれていたようでした。
8月3日から9日までJAMMINさんとのチャリティーTシャツコラボ週間に合わせて、
Twitterをはじめました。

今どきの人はGoogleやYahoo!で検索するのではなく
TwitterやInstagramで知りたい情報を集めるのだとか。
そういう人にも協会のことを知ってほしいな、という思いもあります。

ハッシュタグの使い方や140文字で情報を詰め込むことなど
なかなか慣れないことばかりです。
毎日大きく変化のある仕事ではないので
もうすでに更新が…となっていますが
できるだけまめにつぶやけるよう、頑張ります!

バズってみたいなあ…。

家庭養護促進協会Twitter
フォローをお願いします!
猛暑の中、担当ケースで2つ、関係づくりのための施設実習をしました。

3歳のAちゃん。初回面会から数日間、部屋の中では緊張感がなかなかとけず、
散歩にいって少しほぐれたくらいでした。
5日目にA里母さんが、虫取り網と虫かごを持参され、
園庭でダンゴムシをつかまえては虫かごに入れ、
公園ではセミの抜け殻を拾ったりして遊べました。
そこからAちゃんの表情は良くなり、ほぐれていったようです。
A里母さんはたまたま虫が平気で、セミも上手につかまえられる人で、
園庭でも虫取り網で上手にセミをつかまえておられました。
Aちゃんはセミを見つけては、いきいきと「あれとって」と要求し、
A里母さんはさっとつかまえて、Aちゃんに「放してあげる?どうする?」と
聞くというやりとりをしておられました。
もともとセミはさわれなかったAちゃんですが、
この機会にしっかりさわれるようにもなったそうです。
毎日のように、ダンゴムシとりとセミとりをする日が続き、
AちゃんとA里母の距離もどんどん縮まっていきました。

5歳前のBちゃん。Bちゃんは虫が大好き。
愛の手の取材の時にも、ダンゴムシを掘り出していました。
セミやチョウにもさわれるし、
4歳のお誕生日ケーキをセミの形にしてもらったくらい
虫が好きな子です。
B里母は虫は苦手とのことでしたが、実習が始まると、
さっそく園庭でのセミとりが始まりました。
B里母は苦手でさわりたくないけど、「子どものため、と頑張ってとりました」と
虫取り網でセミをつかまえておられました。
暑いので、外でおられる時間は限られますが、
子どもと仲良くなるのに、セミが意外に役立ちました。

A家庭は先日、家庭にひきとり、B家庭もひきとり日の目処が立ちました。
家に帰ってもセミとりは続くのかどうか…はわかりませんが
それぞれに新しい生活が始まります。


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