毎週掲載される「愛の手」。
取材の日は担当職員が毎日新聞の記者さんと児相のケースワーカーさんと一緒に
子どもが生活する施設に行きます。
記者さんはカメラで子どものとびきりの一枚を撮影。
協会職員は子どもに話しかけ、コミュニケーションを取って、その子のことを知っていきます。
それによって、希望者の方から問い合わせがあったときに
実際に子どもに会っていることで、様子や雰囲気などもお伝えすることができます。
我々にとっても、子どと関わることができる取材は楽しみな時間です。
ですが、
緊急事態宣言を受け、子ども達が過ごす施設への出入りも制限されるようになったため
愛の手の取材も、子どもに会って写真を撮ることができなくなりました。
集団生活の中で感染が広がる恐ろしさを考えると
残念ですが、当然の措置なのだろうとも思います。
施設には入れないため、写真は職員さんが撮影したものを記事に使うこととし
職員さんに子どもの様子を聞き取ることにしました。
その子の人生を決めるかもしれない一枚の写真を撮影する職員さん。
「会ってもらえたらわかるけれど、それができなくて…。
どうしたらこの子のかわいさが伝わるかなと思って」と
施設内でも考えてくれ、写真をたくさん用意してくれました。
取材当日は換気された部屋で、
集まった関係者でどの写真が一番いいのかの会議。
子どもとは会えませんでしたが、職員さんの思いが詰まった
取材となりました。
どうかご縁に繋がりますように。