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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


今日で10月も終わりです。
大阪はまだ日中は20度を超える日が多いですが、
朝晩はだいぶ涼しくなってきました。

愛の手の子ども達は全国に迎えられているので、
気候の大きく異なる地域に行く子どもも少なくありません。
子どもは暑がりですが、気温に合わせて
すぐに体温が変化してしまうところもあるので、
ぼちぼち長袖も必要になってきました。

夏に家庭に迎えられた1歳のAちゃん宅も、
ぼちぼち秋物服をそろえ始めたようです。
「こんなん買いました~!」とAちゃん母からご報告をいただきました。
女の子なので、ピンクや赤のスカートを着せたい父と
ブルーや紺色のシックだけどかわいらしいズボン系を着せたい母で
「Aちゃんにはこれが似合うのよ!」と言い合っているというエピソードも。

日々、子育てに追われながらも、
こういう些細な楽しみを満喫されるのが子どもを持った醍醐味で、
楽しいものなのだなぁと私も微笑ましくご報告を伺いました。

これから徐々に冬に向けて気温が下がっていきます。
子どもにパワーをもらいながら、お父さんお母さんには体調崩さないように、
子育てを頑張ってもらいたいです。
日々のいろんなことに追われ、遅れておりましたが、
ようやく運動会の準備に取りかかっています。
つくづく「目の前の草しかひけないなあ・・」と反省しておりますが
天気予報だけはマメに見て、晴れそう!といい想像をしています。
事務所の中はいつも以上に散らかり、間に合うのか・・という
焦りもありますが、ともかくやるしかありません。
テスト前の一夜漬けさえ十分にできずにいた学生時代を思い出します。
しかし、準備のお手伝いのボランティアさんが、例年以上に
大勢来てくださる予定なので、なんとか準備は整うはず!と
期待をしています。

参加者の方は、1才から就学前までの幼児が38人、
小学生が18人と、ちびっこ運動会になりそうです。
「幼児ができること」の競技内容が難しく、
まだ頭を悩ませているところもあります。

毎年ドタバタではありますが、なんとかかんとか終わる運動会。
親子の楽しい時間となるよう、あと1週間、頑張ります。

10月は里親月間。
Facebookなどでもお知らせしているように
イベントがたくさんおこなわれています
また、行楽シーズンでもあるため
毎年、協会ではこの時期にJBクラブの遠足を予定しており
先日行ってきました。

今年の行き先は天王寺動物園。
いつもは室内でのんびりと過ごしているJBクラブですが
皆で動物を見たり、外でお昼ご飯を食べたりします。
この日はたまたまコアラのアークくんが
イギリスに行ってしまう前の日。
木の上で寝ている?アークくんを見納めました。

参加した親子は迎えてから日が浅く、一緒に見て回れなかったり
途中で子どもは寝てしまったり…
と、いろいろではありましたが
この「ゆるさ」もJBクラブの良いところかな、と思っています。

さて、11月3日は毎年恒例「おやこDEうんどう会」。
2週間を切っており、毎年のことながら
大丈夫か?!と焦っていますが
直前に慌ただしく準備をすることになるのでしょう。

慌ただしい10月、皆で元気に乗り切りたいと思います。
台風19号は、東日本の各地に大きな被害をもたらしました。
テレビで伝えられる被災地は、言葉を失うほどのひどい状況です。
「愛の手」の子どもたちは、日本各地の里親さんのもとに迎えられているので、
災害が起きると、「その地域には誰かいなかったっけ?」
…となります。

今回も、連休の間、協会職員のグループLINEでは、
「〇〇さんちは大丈夫かな?」というやりとりが頻繁にありました。
委託から間がない里親さんとは、担当職員は日常的にやりとりをしているので、
LINEやメールで状況の確認をしました。

連休明けに、仕事で乳児院に行ったら、
職員さんがツツツっと寄ってこられて、
「長野のAくんのところは大丈夫ですかね?」と尋ねてこられました。
たまたま、状況を確認できていた養親さんだったので、
無事を伝えると、「よかった~!!」とホッとされていました。

Aくんが養親さんのもとに迎えられたのは、もう4年前。
職員さんも、もう普段のやりとりはないので、
気にはなるけど、連絡はできないなあ…と心配されていたようでした。
たくさんの子どもを、実親さんや里親さんのもとに送り出しておられるのに、
ずっと気にかけてくださって、ありがたいなあと思いました。

「愛の手」の子どもたちも、委託から時間がたっていると、
「あの辺に住んでる」ということは分かっても、
日常的にやりとりをしているわけでもなく、
すべての養親さんたちの状況が確認できているわけではありません。

また、養親さんだけでなく、
連休明けに、ご寄付の入金の領収書を書いていたら、
住所が、被災地にとても近い方がおられたりもしました。
みなさん、なにとぞご無事で…と祈っています。
1年前、初めて会ったA君と会った日は、
お母さんの誕生日でした。
今年のお母さんの誕生日祝いでは、
A君は大きな声で♪ハッピーバースデイ♪を歌ってあげました。
誕生日ケーキに飾ったろうそくの火をお母さんが吹き消そうとすると
横からA君がふーっと一息!
「出会って1年記念でもあるし、いいかっ」と
3人でお祝いしたそうです。

同じ頃、保育園に通い始めることになり、
直前までお母さんとおばあちゃんは
A君の持ち物づくりや名前書きに大忙しの日々でした。
A君は制服やカバンの用意をして楽しみにしていたそうです。
通い始めて、
「楽しかった!」と言って帰ってくる様子にホッとしている
お父さんお母さんでした。

家庭に迎えられて1年が経ち、
A君も新たな生活が始まっています。
これまでは、しっかりとお父さんお母さんとのつながりを作り、
これからは、お友だちや先生たち、
いろんな人とつながっていってほしいなと思います。

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