台風19号は、東日本の各地に大きな被害をもたらしました。
テレビで伝えられる被災地は、言葉を失うほどのひどい状況です。
「愛の手」の子どもたちは、日本各地の里親さんのもとに迎えられているので、
災害が起きると、「その地域には誰かいなかったっけ?」
…となります。
今回も、連休の間、協会職員のグループLINEでは、
「〇〇さんちは大丈夫かな?」というやりとりが頻繁にありました。
委託から間がない里親さんとは、担当職員は日常的にやりとりをしているので、
LINEやメールで状況の確認をしました。
連休明けに、仕事で乳児院に行ったら、
職員さんがツツツっと寄ってこられて、
「長野のAくんのところは大丈夫ですかね?」と尋ねてこられました。
たまたま、状況を確認できていた養親さんだったので、
無事を伝えると、「よかった~!!」とホッとされていました。
Aくんが養親さんのもとに迎えられたのは、もう4年前。
職員さんも、もう普段のやりとりはないので、
気にはなるけど、連絡はできないなあ…と心配されていたようでした。
たくさんの子どもを、実親さんや里親さんのもとに送り出しておられるのに、
ずっと気にかけてくださって、ありがたいなあと思いました。
「愛の手」の子どもたちも、委託から時間がたっていると、
「あの辺に住んでる」ということは分かっても、
日常的にやりとりをしているわけでもなく、
すべての養親さんたちの状況が確認できているわけではありません。
また、養親さんだけでなく、
連休明けに、ご寄付の入金の領収書を書いていたら、
住所が、被災地にとても近い方がおられたりもしました。
みなさん、なにとぞご無事で…と祈っています。