Aちゃんと出会って1年のパーティーをしました!と
里父母さんから写真が送られてきました。
乳児院にいたAちゃんは人見知りが強く
よく泣く子どもだと言われていました。
同世代の子どもたちと比べると言葉も少なく
歩き始めるのも遅い子でした。
里親さんとの出会いがあるだろうか、
実習は大丈夫だろうかとと保育士さんたちは心配していましたが
Aちゃんを「この子だ」と言って手を挙げた里父母。
1年前、里父母は緊張しながら初めて乳児院に行きました。
初めての家族写真は「やっと会えた」と嬉しそうな里父母と
泣き叫ぶAちゃんが写っています。
実習が始まってもなかなか抱っこもさせてもらえず
里父母は苦労していました。
1か月ほどして身の回りのお世話ができるようになり
どうにか引き取れるまでに。
家に帰ってしばらくすると、人見知りだったAちゃんの表情は一変しました。
言葉もぐんと増え、家の中をとことこ走れるように。
知らない人に「こんにちは」と声をかけられても
ニコニコ愛想よくしてかわいがられる子になりました。
お父さんとお母さんがいれば、もうどこに行っても大丈夫です。
出会って1年のパーティーでは
Aちゃんと1年前に初めて会ったときの写真を一緒に見返して
この1年を振り返ったそうです。
送られてきた写真は3人とも笑顔で写っていました。
これからも1年1年、積み重ねてほしいなと思っています。