5歳のAちゃんを迎えた里父母さん。
家にいる時には常にAちゃんは里母さんにつきまとい、
また自分がトイレなどどこか移動する時には、
里母さんも一緒に連れて行こうとしていました。
Aちゃんは里父さんのことも好きで、
仕事から帰ってくるのを待っていました。
そこで、1ヵ月ほど経った頃、
里父さんは、少しでも里母さんの負担を減らせられないかと
Aちゃんと2人でのお出かけを試みました。
一旦、里父さんと表に出たAちゃんでしたが、
すぐに戻ってきて「ママも-!」と里母さんも一緒でないと出かけません。
そんなこんなで、Aちゃんの里母さんにべったりした生活を2ヵ月。
里父さんは再度、Aちゃんに「一緒に出かけようか?」と声をかけました。
2人で出かけたものの、
「また、すぐにもどってくるのではないか」という里母の心配をよそに、
今度は、2時間ほど2人で公園で遊んで過ごすことができました。
1ヵ月前とは違う展開で、
思いがけず一人の時間が持てた里母さん。
ようやくできた自分の時間でしたが、
改めて何をしようかと思った時に、していたことが「洗濯」。
ふりかえってみると、Aちゃんがいると見られないTVドラマを見たり、
ゆっくりとコーヒーを飲んだり、とか
もっと他にしたらよかったことがあったのに…、と話しておられました。
この1ヵ月の違いを感じ、
少しずつ少しずつ、Aちゃんが里父母さんとの関係を深め、
生活は落ち着いていくのだろうと思えるようになりました。
里母さんは一人になれたらしたいことリストを作り、
もし今度自分の時間ができたら、やってみようと楽しみにおいています。