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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


明日から9月です。
何とか、8月5回更新です。


先日、小学5年生のA君親子と会いました。

小学校入学の約半年前に家庭に迎えられ、
当初2カ月ほどは引きこもりで
一日中DVDを見たり、戦いごっこをしたり。
自転車を買ってもらってからは出っぱなしの生活で
入学前の半年間、
特にお母さんはA君につきあう必死な毎日を暮らしていました。

A君が施設で暮らしていた時間より
家庭に迎えてからの時間が長くなり、
養親さんは「あ、そういえば、
こっち(養親の地元)の幼稚園には行ってなかったんだった」と
思うくらい、ごく当たり前に「親子」の生活をしています。

3年ぶりくらいに会ったA君は、
水泳や空手などを習うスポーツ少年で、日焼けをし
たくましくなっていました。
すこーし声変わりも始まりつつある声で、
お母さんのスマホの写真を見せながら
友だちと遊びに行った話もしてくれました。

お母さんやお父さんは、
「今では、もう笑い話になりますね」と
迎えた最初の苦労した思い出話をしてくれ、
お母さんは
「あの最初の半年があるから、
今があると思う」とおっしゃっていました。

しっかりと受け止められ、育っていくA君を
「大きくなったね~」、「元気そうやね~」と
遠縁のおばあちゃんのような反応で返してしまいましたが、
本当に嬉しい時間でした。

これからもA君の成長を一緒に見守っていきたいなと思っています。


愛の手の記事を見て1歳のAちゃんを迎えたいと思ったご夫婦。

協会として推薦の方針が決まり
子どもと面会をするまでの期間に、施設の先生と児相職員からご夫婦に
現在のAちゃんの様子を伝えてもらいました。

愛の手の取材に行った時よりも、ぐんと成長している様子で
ご夫婦がイメージしていたAちゃんの姿よりはできることも増えているようでした。

それでも、緊張しやすいAちゃんは、知らない場所や人に会うと固まり
保育士さんの抱っこから離れられません。
そのため、親子の関係づくりには少し時間がかかることが予想され
ご夫婦は不安に思うのではないか…と、少し心配しましたが
そういうAちゃんの普段の様子を聞いても、ご夫婦はニコニコとしており
「Aちゃんにとって早く安心できる人になれたらいいなと思います。
いくらでも抱っこはします」と頼もしい言葉を返していました。
「会いたい気持ちが、話を聞いてさらに高まりました」とも。

施設の先生は、ご夫婦の様子を見て
「本当にいい人が見つかってよかった!」と目を潤ませながらおっしゃっていました。

これから、実習が始まります。
Aちゃんと関係が深められるよう
私たちもサポートしたいと思っています。
恒例のふれあいキャンプから戻って1週間。

協会では、海のキャンプと山のキャンプを、
海・海・山・海・海・山…という風に企画してきました。
海のキャンプは、徳島県の阿南へ、
山のキャンプはいろいろな所に出かけてきましたが、
今年行った六甲山YMCAは12年ぶりでした。

あまりなつかしくは思い出せなかった(^‐^;;)のですが、
そういえば、12年前も「食いしん坊キャンプ」だったなあ…と
それだけは思い出しました。

海のキャンプに比べて、ちょっとのんびりしたプログラムで、
その分、グループの自由活動の時間もたっぷりとれて、
「たてわりグループ」のよさも発揮できたのではと思います。

YMCAの学生リーダーさんが各グループに入ってくれますが、
どのリーダーさんも、普段は同じような年の子どものグループ活動をしているので、
小学生から高校生までが一つのグループ…というのは、
とても新鮮だったようでした。

子どもたちにとっても、普段はあまり体験しない、「たてわり」の関係。
それぞれにいろんな思い出を残してくれたのでは…と思います。

さて、キャンプを終えて、
早ければ週明けから、そして9月1日から、
子どもたちの新学期が始まります。

キャンプが楽しすぎて、思い出すと泣けちゃう…という子、
キャンプから帰ってきて、「幸せのオーラ」が出ているという子、
みんな元気に新学期を迎えられますように!
18日(土)から兵庫県の六甲山に
キャンプに来ています。
小学2年生から高校3年生までの子ども18人と
大学生3人、YMCAのスタッフ4人、
協会職員5人の総勢30人で、
3日間を過ごしています。

1日目は、到着後、敷地内をまわりながらの
ポイントハイクをして、グループ仲を深めました。
その後、おやつのアイスクリーム作りと
夕食のカレー作りをしました。
今年は中高生の参加が多く、小学校低学年の
子どもたちの手伝いをよくしてくれて、
協力しながらおいしい食事ができあがりました。

2日目は、敷地内の池でカヌーをし、
昼食のピザ作り、グループ活動の後、
バウムクーヘン作り、夜はキャンプファイヤーでした。

3日目の午前中はレザークラフト作りをし、
ただいま休憩中です。
昼食後、1ヵ所立ち寄ってから大阪に帰ります。

今回はスケジュールもそれほど詰め込みすぎず、
グループで遊んだり、活動する時間を
けっこうとっていました。
初参加も3人いましたが、時間が経つごとに
仲良くなっていることがうかがえました。
子どもたちは、遊んでいるうちに
すぐうちとけられて、
皆とても良い笑顔が見られました。

アイスクリーム、カレーライス、ピザ、
バウムクーヘンと皆で作って食べての
多いスケジュールで、お腹もいっぱいでした。

低学年は上の学年に上手に甘えて、
中高生はそれにこたえ、声をかけてくれていました。
協会職員にとっては、中高生の子どもたちの
小学生時代を知っているだけに、
下の年齢の世話をしてくれている中高生を見て、
「この子たちがこんなに成長するなんて」と、
感動しきりでした。

それぞれの子どもたちにとって、
実りある3日間だったと思いますが、
迎えに来てくれたお父さん、お母さんは
どう感じるでしょう。
帰ってきた子どもからいっぱい
話を聞いてあげてもらえたら嬉しいです。
世の中はお盆休みのようです。
通勤電車が空いていたり、隣のビルの工事が休みだったり、
かえって働いているほうがラクかなと思う、ここ数日です。
協会は、通常どおりあけており、
夏休みは7~9月の間に、バラバラにとっています。
お盆真っ最中に家庭訪問調査を入れている職員もいて、
バスも利用しているので、渋滞にあわなければいいなと思っているところです。

お盆の少し前に、子どもを家庭に迎え、
親戚が集まっているところでお披露目をしておられるおうちもあれば、
面会直後で、お盆休みを利用して夫婦で実習しておられるところも。
入籍もすんで、家族だけで旅行やレジャーを楽しんでおられるところも
あるようです。
それぞれに親族で楽しく過ごしておられたり、
あるいは初盆などあってしんみりされているところを
あまりお邪魔しては・・という気持ちになり、連絡をちょっと控えてみたり。
お盆休みを利用して、事務所に遊びに来てくれる方もあります。

18~20日はふれあいキャンプですので、
元気な子どもたちについていけるよう、体力温存中です。
キャンプ中は、今よりちょっとくらい涼しくなってくれないかな、と
淡い期待をしています。

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