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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


少し前まで寒かったのに、気づけば桜が咲き
春らしい気候になってきました。
気づけば3月も今日で終わり、あさってから
新年度がはじまります。
いつも仕事をしている児童相談所の職員さんは
人事異動があって、この時期はバタバタされていますが、
協会職員には異動はないので、3月最終日は
面接や実習訪問などいつも通りの業務で終わりました。

桜が咲くと、毎年のように、昼休みに近所の公園に花見に行っています。
花見といっても、昼ごはんを持っていって
そこでご飯を食べ、ベチャベチャ喋るだけなのですが、
気分転換になり、楽しいです。
なので、一昨日、昨日と出勤したわさわさは、
「今日は行く?」と言うのですが、
会議をしないといけなかったり、面接が詰まってでたりして、花見はできませんでした。
花を愛し、花見が好きなわさわさは残念そうで、
申し訳ないなぁという気持ちになりましたが、
仕事が詰まっているため仕方ありません。
私はまだ花を愛でる気持ちは薄いですが、
桜はきれいで親しみがあり、景色が明るくなるので好きです。
できるだけ長く咲いてほしいなぁと思います。
そして週明けに皆で花見に行けたらいいなと。

新年度になっても、職員の変わりばえはしませんが
また30年度もコツコツ頑張っていきたいなぁと思います。
卒園、卒業のシーズンです。
今までの生活から新たな生活への大きな変化の季節。

卒園式を終えたAちゃんの仲のよい友だちとの記念撮影写真は、
お母さんから「初恋かも」のメッセージつきでした。
あの「赤ちゃんだったAちゃんが~」と
ウルウルしてしまいました。
もう、気持ちは遠い親戚のおばちゃん状態です。

4月に入園を控えているB君のお母さんは、
持ち物に名前をつける作業に励んでいます。
「物はシールを貼ればいいけど、
服には名前のゼッケンを縫わないといけなくて、
それが大変で…」と、話しておれました。

養育里親さんのもとで育ち、高校を卒業したC君は、
就職とともに家を出て、友だちとシェアハウスをします。
里母さんは「うちから通ったらいいのに」、
「しょっちゅう帰ってきてくれていいねんけど」と心配をしながらも、
「Cが選んで決めたことだから」と応援しています。

子どもも、親も、新たな生活への期待、緊張、忙しさを持って
しばらく過ごされますが、
次の生活が、楽しい日々となることを、
自分らしく過ごせることを願っています。

卒園、卒業、おめでとう~!!

1月から3月にかけて、養子縁組の審判が下りるケースがいくつか続いている。
ラッシュというほどでもないが、
待ちに待っていた審判がここのところ、下りている。
家庭裁判所も案件がたくさんで、でもなんとか、
年度末に間に合わせようとしてくださっているのではないかと
勝手な想像をしている。

審判が下り、縁組ができたからといって、
日常が大きくかわるわけではないが、
やはり法的な親子になるということは大きなことである。

引き取って1年から1年半くらい経ってようやく成立していることが多い。
里親さんからすると、家庭裁判所の呼び出しや家庭訪問が終わると、
特にできることもなく、ただただ待つしかないこともあり
気の長い話ではある。
私たちも、「まだ連絡きませんか」と時々尋ねながら、首を長くして待っている。

年度末に限らずではあるのだが、縁組が整うと
里親さんと一緒に喜んでいる。
早く「おめでとうございます」と言いたいし、そわそわして待っている。


とある大学病院の産婦人科の助産師さんたちに、
里親制度や協会の活動について話をする機会をいただいた。
不妊治療に関わる若いお医者さんや、
医療ソーシャルワーカーの方も参加くださった。

とても関心をもってくださっていたというお医者さんは、
当日、急なお産が入ったので、参加できなくなったそうで、
「医療現場!」という感じだなあとしみじみ。

10人ほどの小さな勉強会だったので、
ひとりひとりの顔が見えて、話もしやすかった。
話のあとの質問も、積極的にいろいろ出てきて、
1時間くらいの予定が、30分ほどオーバーするくらい、
みなさん、とても熱心で、ありがたかった。

大学病院くらいの規模になると、
養親や里親に託したいという実親さんとの出会いもあるだろうし、
不妊治療をやっておられると、
「養親・里親」の情報を必要とする患者さんとの出会いもあると思う。

”医療との連携”などと掲げると、なかなかたいそうだけれど、
こんな感じの「小さな勉強会」で、
里親制度について知ってもらう機会をもってもらえるのは、いいなと思った。

協会職員、どこでも行きますよ~。
家庭に迎えられて1年弱になる、1歳のAちゃん。
先日、特別養子縁組成立の審判が確定し
お父さんがお休みを取り、入籍の手続きを行ったとのことでした。

Aちゃんは私が担当した初めてのケースだったので
面接、家庭訪問調査、実習から引き取りまで
先輩職員に聞きながら、養親さんにも助けていただきながら
関わってきたのでした。

Aちゃんと養親さんが初めて出会ってから一年弱
取材時は赤ちゃんで、体が弱く心配されていたAちゃんでしたが
お父さんとお母さんにかわいがってもらい、今では元気いっぱいです。
時々送っていただく写真には「我が家の自慢の娘です」と
コメントが添えられていました。

審判が成立したからと言って、
これまでの生活が変わるわけではないのですが
「親子」という変わらない関係が法的にも認められたことは
Aちゃんにとっても、養親さんにとっても
大きなことだな、と思います。

入籍のお知らせを聞いてうれしくなったので
ちょっと良いアイスクリームを買い、ひっそりお祝いしました。

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