あっという間に6月も終わりです。
協会でマッチングしたケースはここ数年、20軒に満たない状況が続いていましたが、
昨年度は26軒と例年からするとかなり多い推薦となりました。
里親開拓活動の成果が少し出ているのでしょうか。
「愛の手」掲載については、乳児院入所の子どもの割合が多く、
府下の乳児院の先生方には、里親さんたちが子どもとの関係作りをするために、
色々教えていただいたり、里親さんのお気持ちを聞いていただいたりと、
お忙しい中、とてもご尽力いただいています。
ケースが多くなると、当然、子ども達が同じ施設で暮らしているということもあり、
同じぐらいのタイミングで里親さんとの出会いがある場合も出てきます。
乳児院の先生方も実習の仕方を工夫し、子どもと里親さんが早く出会えるように
考えてくださっていますが、スペースの問題や人員の問題で、
複数の家庭に実習してもらえず、待ってもらわざるをえないということがあります。
滅多にないことではありますが、昨年推薦ケースが多かったこともあり、
現在、複数の施設で、「実習待ち」という状況があります。
子どもと出会うのを心待ちにしている里親さんからすると、
待っている時間はとても長く感じられるものです。
「どうなっているんだろう?」「子どもは大きくなっているかな?」と思いつつ
「本当に進められるのだろうか」と時に不安になられるとおっしゃられた方もいるので、
里親さんには定期的に子どもの様子を伝えるようにしています。
子ども達に里親さんとの出会いがあることはとても嬉しいことです。
まんべんなく進められれば、それに越したことはありませんが、
そうもいかないこともあります。
色々な状況を加味しながら、進めていく必要性を実感しているところです。