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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


あっという間に6月も終わりです。

協会でマッチングしたケースはここ数年、20軒に満たない状況が続いていましたが、
昨年度は26軒と例年からするとかなり多い推薦となりました。
里親開拓活動の成果が少し出ているのでしょうか。

「愛の手」掲載については、乳児院入所の子どもの割合が多く、
府下の乳児院の先生方には、里親さんたちが子どもとの関係作りをするために、
色々教えていただいたり、里親さんのお気持ちを聞いていただいたりと、
お忙しい中、とてもご尽力いただいています。

ケースが多くなると、当然、子ども達が同じ施設で暮らしているということもあり、
同じぐらいのタイミングで里親さんとの出会いがある場合も出てきます。
乳児院の先生方も実習の仕方を工夫し、子どもと里親さんが早く出会えるように
考えてくださっていますが、スペースの問題や人員の問題で、
複数の家庭に実習してもらえず、待ってもらわざるをえないということがあります。

滅多にないことではありますが、昨年推薦ケースが多かったこともあり、
現在、複数の施設で、「実習待ち」という状況があります。

子どもと出会うのを心待ちにしている里親さんからすると、
待っている時間はとても長く感じられるものです。
「どうなっているんだろう?」「子どもは大きくなっているかな?」と思いつつ
「本当に進められるのだろうか」と時に不安になられるとおっしゃられた方もいるので、
里親さんには定期的に子どもの様子を伝えるようにしています。

子ども達に里親さんとの出会いがあることはとても嬉しいことです。
まんべんなく進められれば、それに越したことはありませんが、
そうもいかないこともあります。
色々な状況を加味しながら、進めていく必要性を実感しているところです。



2歳半のA子ちゃんと親子になるために実習中の里親さん。

緊張が高く、慎重派で、なかなか手強いタイプのA子ちゃん。
実習当初は、里母さんが声をかけても「イヤイヤ!」と首振り。
関わろうとしても、大泣きで拒否。
抱っこをするとのけぞり、噛みつく勢いで逃げようとします。

常に2~3人の他の子どもと一緒で、
里母さんはその子どもたちと中心に関わる毎日でした。
なんのための実習なんかな~、
かえってA子ちゃんを追い詰めてしまってないかな~、
こんなことを続けていて進展はあるのかなあ~、
…と心折れそうになりながら、
それでも、「今日よかったこと」を見つけながら、がんばってこられました。

まさに“亀の歩み”でしたが、
初めての面会から1ヵ月半。
乳児院の中の別室で、里母さんと2人でも過ごせるようになりました。

初めての面会から2ヵ月あまり。
先週からは、自宅へ外出しての実習が始まりました。

今は、ほぼ抱っこというA子ちゃん。
里母さんは、「まだまだ“生活”はイメージできません」という感じですが、
それでも、確実に一歩一歩、前進しています。
4歳のA君は、里親さんと一緒に暮らすようになって3ヵ月。

当初は「ここに、いてて」、「こっち、来て!」、
「これ、やって」、「抱っこして」と、
テレビを見ていても、
常にパパとママにそばにいてほしがっていました。
パパとママは、家にいても自分のことはできない状態の日々。
「言われてはいたけど
ホンマに『トイレに行くことすら、自分のタイミングでいけない』ですね」と
笑っておられました。

ご飯も作ったものは食べず、
料理をしている隣で「僕、これ(カップ麺)食べる」と言い、
イラッとさせられることも。
それでイラッとするくらいなら、と
A君の食べたいものを外食する日々も続いていました。

しかし、3ヵ月を経て
最近は、A君は一人でテレビを見ていられるようになり、
その間に何とか家事ができるようになり、
家でご飯を食べられるようになりました。

里親さんは、毎日、A君が寝ると反省会を夫婦でおこない、
振り返り、試行錯誤をしながら一日一日を積み重ねています。

先日、月1回のサロンに参加してくれたA君。
「~~しろ!」「これ、作れ!」と命令口調ではありましたが、
表情が豊かになり、ぐっとかわいらしくなっていました。

そばにいてくれ、しっかりと受け止めてくれるパパやママの存在が
A君の変化につながっています。
これから、もっとかわいくなっていくのだろうと楽しみです。

昨年、私が担当して家庭に迎えられた子どものうち3人が、
いずれも1歳前か1歳過ぎたあたりで面会となっていた。
たまたま、誕生月が9月、10月、11月と3カ月続きで、
それぞれの様子を見ることができた。

月齢が近いとはいえ、成長ぶりも三者三様である。
歩くのが早い子もあれば、遅い子もあるし、言葉が早い子もあれば、遅い子もある。
大量に食べる子、偏食の多い子、食の細い子、体格も当然ながらまちまちである。
里親さんはそれぞれに気になることを心配しておられたりするが、
変化の大きい時期なので、1カ月ぶりでも、
表情や動き、親子のやりとりに大きな成長を感じる。
まだ1歳児とは言え、個性も様々なので、みていてなかなかおもしろい。

私はこっそり、3人を男女混合トリオみたいにみている。
彼らそれぞれの成長を見守っていきたい。


協会ではオリエンテーション面接などのため、
事務所に初めて来られる方も多くおられます。

事務所は、大阪上本町駅が最寄り駅ですが
地下鉄谷町九丁目駅も使え、鶴橋駅からも徒歩10分ちょっとです。
遠方から泊りがけで来られる方や、バスなどで来られる方にも
割と交通の便は良いかと思います。

今どきなので、地図ではなくスマホ片手に来られる方が多いようですが、
時々「道に迷ってしまって…」とお電話いただくこともあります。
頑張って道案内するのですが、電話での道案内は難しいものですね。
協会事務所がある大阪市立社会福祉センターの上は、24階建てのマンションです。
なので、「ナビ通りに来たらマンションなんです…」なんて言われる方も。
入口が違うだけなので、あと数十歩でたどり着きます。

でも、建物に入ってからもややこしいのです。
そんなに広いわけではないので、歩き回ればそのうちたどり着くとは思いますが、
窓はないし薄暗いし、ちょっとした迷路のようです。
それでも、どうにかこうにか、たどり着いてもらっています。
私は方向音痴なので、協会に入ってからしばらくは、センターの中でよく迷っていました。

今はお隣のビルが取り壊し中です。
次はパン屋さんがあるマンションができたらいいなー、なんて職員で言い合っていますが、
何か目印になる建物になれば良いなと思います。

協会へはお気をつけてお越しください。

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