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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


あっという間に11月も終わりです。
寒さが厳しくなってきて、インフルエンザがはやってきましたが、
皆さんは体調崩されていないでしょうか。

今月のワーカー日記を読んで、今年は3歳児の委託が多いことに気づきました。
私が先日初回面会の様子を書いた3歳のAちゃんの、実習の様子を先週見に行ってきました。

乳児院に到着すると、Aちゃんと里母さんは数人の子どもと一緒に園庭で遊んでいました。
里母さんは他の子どもの遊びを手伝っていて、少し離れたところにAちゃんがいました。
「ママ」と呼ぶのですが、里母さんがお世話をすることはまだ許してくれず、
先日腕まくりをさせてくれたぐらいだそうです。
しかし、里母さんと私が話をして、Aちゃんから関心がそれると、
Aちゃんから里母さんに近づいてきており、いつもAちゃんの視界に里母さんが入っているようでした。
その微妙な距離の取り方から、里母さんをとても意識しているのだなと思わされました。

Aちゃんからなかなか厳しい言葉を投げかけられてもいるようですが、
「ママ、来ないで」とか「もう帰るやんな」と言われると、
「また来るでな」とすかさず返しているそうです。
Aちゃんが傍にいないからと他の子どもを抱いていると、
Aちゃんに気づかれて、「抱かないで」と注意されたとか。

Aちゃんだけでなく、2,3歳ぐらいの子どもを迎えることになると、
関係ができるまでは押したり引いたりが必要で、忍耐がかなり求められます。
Aちゃんの里母さんはたくましい方ではありますが、
とてもよく頑張って付き合っておられます。
一日でも早く一緒に暮らせるように、
これからも親子を応援していきたいと思っています。



先日、全国里親大会茨城大会に参加してきました。
全国里親大会は、毎年2日間にわたって全国から里親さんや関係者が集まります。

特に興味深かったのは2日目の分科会で、養育里親宅で暮らす里子の話を聞かせていただきました。

高校3年のAさんは、高校入学と同時に養育里親宅で生活することになりました。
それまでは児童養護施設や児童自立支援施設で生活をしていて
自分の知らない「家庭」に憧れを持っていたそうです。
家庭ならではの距離感や、その家独自のルールに、はじめは戸惑い反発もしたようですが、里親さんの受け止めによって「弱い自分も出していいんだと気づきました」と言っていたのが印象的でした。
Aさんの夢は施設職員になることで、
その夢のために春からは専門学校に進学するそうです。
「どんな環境でも受け入れて生きていくしかない子どもたちを支えたい」
と言っていました。
施設出身の子どもが施設職員になりたいということはよくあって、
子どもの境遇や気持ちに同化してしんどくなることもあるだろうし
施設という狭い世界にいたからこそ、もっと広い世界を見てほしい
という気持ちもなくはないのですが、
Aさんの熱い気持ちを聞いて、頑張ってほしいなと思いました。

茨城県は遠かったですが、行ってよかったなと思える全国里親大会でした。
1か月あまりの実習を終えて、
もうすぐ3才になるA子ちゃんとの生活が始まったBさん。

遠方に住んでおられるので、
里母さんは実習中、ずっと大阪に泊まりこみでした。
里父さんは週末ごとに、夜行バスで来阪しておられましたが、
3人で地元に帰る日は、新幹線と特急で移動です。

引き取りの3日前、みんなにひらいてもらった「お別れ会」は
あまり意味はわかっていなかったのか、
そのときの写真を見ては、「ハピバースデー(お誕生会)!」と
言っていたそうです。
いよいよお別れのとき、お友だちの投げキッスに送られ、
ほんの少し寂しげにはなりましたが、
パパに抱かれて、ご機嫌よく乳児院を後にしました。
ずいぶん歩いてから振り返ると、そこにはまだ保育士さんたちの姿が…。
保育士さんたちにはその声は届かなかったと思いますが、
A子ちゃんは、「またね~!ばいばいき~ん!」と手を振っていました。

何日も前から、「新幹線に乗って、おうちに帰ろうね」と
A子ちゃんに話をしておられたので、
乳児院でみんなに見送られ、向かった最寄りの駅で
新幹線のポスターを目にしたA子ちゃんは、
大きな声で、「しんかんせ~ん!」。

里母さんに、「やっとですね~」と声をかけると、
「なんか、まだピンときてなくて、現実感がないというか…」という感じでしたが、
ご心配なく。
おうちに帰れば、A子ちゃんがすぐに現実に引き戻してくれることでしょう。

いよいよ家族3人の生活のスタートです。
大好きなパパに毎日会えるね。
「ママいや~!」は少し控えめにしてあげてね。
クリスマスに、3才のお誕生日に、お正月に…と、たのしい毎日でありますように。
先日、3歳のAちゃんと里親さんとの初面会がありました。

前日に「お父さんとお母さんになる人が会いに来るよ」と聞かされ
Aちゃんは「嬉しい」と言い、楽しみにしていたそうです。

しかし、実際に対面の場面になるとAちゃんは
施設職員さんに抱っこされたままで、顔を職員さんの胸にうずめたまま…。
チラチラと上目づかいに里親さんの様子を見ていました。

初めての人や場所への緊張が高いAちゃん。
それだけではなく、実は里親さんとの出会いは2度目。
どんな人?本当に大丈夫?これからどうなるの?という
不安や緊張や恐怖でいっぱいです。

関係づくりの実習が始まり、
里母さんがAちゃんと一緒に遊ぼうとしても「イヤ!」
お世話をしようとしても「イヤ!」
里母さんにとっては辛い状況ではないかと思いますが、
「Aちゃんにとったら、そうですよね。不安ですよね。」と言う里母さん。
「それでも、(私のことを)意識していることが分かります」と、
周りの子どもたちとも一緒に遊びながら、
気長に少しずつAちゃんとの距離を縮めていきます。

里母さんは、Aちゃんより年の低い子どもを見ると
Aちゃんもこのくらい年齢の時は、こんなことをしていたのかな?と
想像がふくらみ、どの子を見ても「Aちゃんは~」と
全てがAちゃんにつながっているそうです。

里親さんのAちゃんへの暖かい思いが、Aちゃんに伝わりますように。
11月3日(祝・木)に無事、第18回おやこDEうんどう会が
終了しました。

参加者、ボランティア、スタッフ含め、総勢200名を超え
昨年以上の参加者に、私達も喜んでいました。
昨年に引き続き、第一工芸株式会社さんのお手伝いのお申し出をえて、
3種目を企画していただきました。

子どもたちに人気のアニメから、いろいろと考えていただき、
子どもたちも大勢競技に参加していました。
私達が発想して作る備品とはクオリティの違いがあり、
思わずもって帰りたくなるようなものも。
幼児がお弁当をつめる競技では、
大きな卵焼きやブロッコリ、エビフライなどがあり、
グラウンドに並んだ数々は、目にもとても楽しませてもらいました。

私達も、ドラマ「はじめまして、愛しています」から
競技を発想し、江口洋介さんと尾野真千子さん似の
かかし人形を作りました。
隣の事務所の方から「リアルやな~、目が合ったで」とお褒めの言葉を
いただきました。

個人的に、今年のおすすめ競技は、
サザエさん70周年、から、「永遠の24歳」と名付けた競技。
フィールド内で、サザエさんチーム5人が、ドラネコチーム5人を追いかけまわし
ドラネコのしっぽの先につけた紙風船を踏みつぶすというものです。
うまく逃げてつぶされなければ、ドラネコの得点、反対に踏みつぶせれば
サザエさんの得点です。
走り回る子ども、そして大人・・・。
2人で1人を狙ったり、作戦は様々ですが、なかなかの白熱っぷり。
終わった時は、みんなゼエゼエいってました。

ボランティアさんが「ここの運動会は子どもたちが出ずっぱりやな」と
笑っておられたのですが、その通りで、出ようと思えば、10種目でられます。
あまり出たがらない子どももいれば、出たがりの子どももいますが
出たい人が出る、というルールなので、集まった人数でやります。
(パン食い競争は、パンの数に限界があるので、それまでですが)
ボランティアさんから聞いた子どもたちの声で
「こんな楽しい運動会、おれ、始めてや」という声があったそうです。
たくさん出られるからなのか、雰囲気がゆるいからなのか、
内容がいいのか、わかりませんが、
何よりの言葉です。
ぜひまた来年も来てほしい、と思っています。

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