先週から運動会の準備で大忙しですが、本業も進めています。
先週は3歳のAちゃんの初回面会がありました。
周囲を見る目が長けている「賢い」Aちゃん。
初めて出会う人には相当緊張する子どもです。
「愛の手」の取材の時も、「お客さん」が来るのを楽しみにしてくれ、
「おやつはお客さんと食べる!」と言い、前日には写真を撮られる練習もしていたのですが、
緊張して大好きなおやつも食べられませんでした。
里父母さんもAちゃんに会えるのを楽しみに、このところは落ち着かない日々を過ごしていたそうです。
Aちゃんのおみやげにと、何日も前から「犬のぬいぐるみ」を縫っていました。
担当保育士さんに抱かれ、登場したAちゃんはずっと顔を伏せていましたが、
里父母さんから渡されたお土産には手を伸ばしてくれました。
そして、里母さんが担当保育士さんと談笑し、Aちゃんから視線がはずれると、
里母さんの方をチラチラ見て、里母さんと保育士さんが笑うと、
Aちゃんもこっそり微笑んでいました。
「人見知りが強いから、はじめは覚悟しておいてくださいね!」と
ずいぶん前から里父母さんにはずっと言い続けていたのですが、
なかなか言葉は発しなかったものの、その時のAちゃんの表情は思ったより柔らかく、
陰で私はホッとしていました。
Aちゃんは里父母さんが帰った後、「ママが来てくれた~!」ととても喜んでくれていたとか。
Aちゃんは同じ施設で暮らす他の子には、「ママが来てくれるのに、自分のところには来てくれない」と
ずっと思っていたそうで、まずは喜んでもらえてよかったなぁと思います。
これから関係づくりがスタートし、「賢い」Aちゃんが里父母さんにどんな態度をとるのかドキドキしますが、
Aちゃんと里父母さんの「親子むすび」を応援していきたいと思います。