先日、家庭に迎えられた2歳3カ月のA君。
実習中の様子を見に行くと、偶然お昼ご飯がカレーの日でした。
先生がお母さんとA君の食事をお盆に載せてこられると、
さっと座卓をカーペット敷きのところから、フローリングへ移動させたお母さん。
カレーライスもフルーツヨーグルトも、A君は好物だったようで、
早速、食べ始めました。
スプーンもフォークも使えるのですが、食事エプロンをつけ、
まずはお母さんのヨーグルトに手をつっこみ、果物を手で食べていきます。
自分の皿の分のヨーグルトを食べた後、
おもむろに、カレーの中にも手を入れて、お母さんのカレー皿にカレーとごはんを
ドンっと置きました。カレーの中のかぼちゃ、玉ねぎ、にんじんなどは
もりもり手で食べていました。
時々、「ふいて」の意味なのか、手を差し出して、拭いてもらったりしていますが
おおむね手で食べています。
ついつい、机や椅子や服をさわってしまうので、あちこちにカレーがついてしまいますが
お母さんはおしぼりを持参して対処しておられました。
終始にやにや顔のA君は、ともかく、おいしそうな食べっぷりで、終了。
お母さんも食べたんだか、食べてないんだかわからない感じで、終了。
久々に生で見せてもらったなと思って帰りました。
一方、10カ月で、実習中のB君。
こちらも、何でも手で食べています、とのこと。10カ月ゆえに、手についたものを
なめるように食べるので、顔に塗っているかのようになるらしく、すごい状態に。
おかずもごはんもあちこち飛ぶので、レジャーシートを敷いて対処しておられるとか。
子どもとの暮らしが始まった当初、子どもに振り回されて、てんやわんやです。
やつれてしまうお母さんが多いのも、実際です。
食事は毎度毎度のことなので、大変ですが、
満足そうに食べている子どもの表情から、
お母さん自身が自分自身をねぎらってもらえたらと思っています。