1歳半のA子ちゃんと、里親さんとの、初回面会の日。
遠方に住んでおられる里親さんは、
施設の近くにウィークリーマンションを借りて、実習に臨みます。
里母さんは、3日前から大阪入り。
里父さんは、夜行バスで早朝に大阪に着きました。
お母さんに、「昨日、寝られました?」と聞くと、「寝られました!」
おお、なかなか頼もしいなあ~と思っていると、
でも、マンションから施設に向かう道中は、
心臓バクバクでした!!とのことでした。
A子ちゃんのお部屋には、
パパとママの笑顔の写真の間に、A子ちゃんの写真をコラージュしたものを
貼ってくださっていて、毎日、指さし確認。
「予習」もバッチリだったようです。
最初は、パパママのことを、「チラ見」しかできなかったA子ちゃん。
少しずつほぐれてきて、まっすぐ見られるようになって、
「ちょうだい」「どうぞ」もできるようになりました。
さいごには、パパのお膝に座ったり、ママに抱っこされたりも。
施設の職員さんも、児相のワーカーさんも、
「面会としては、パーフェクトでしたね~♪」と言ってくださいましたが、
里母さんは、「うまくいきすぎて、ちょっと怖いかも…」とポツリ。
これから、関係づくりの実習がスタートします。さて、どうなるかな。
施設からの帰り道、「どうでした?」と尋ねると、
「いまだかつてないほどの、ワキ汗をかきました」と里母さん。
里父さんも里母さんも、比較的リラックスした感じで、
A子ちゃんと関われてはるなあ~…と見ていたのですが、
実は、ドッキドキの面会だったようです。
大阪はすでに夏のような気温の毎日です。
体調には気をつけながら、ぼちぼち関係を深めていけますように!