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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


8月も終わりとなり、50周年記念事業まであと1ヵ月をきりました。
記念事業の準備と「あたらしいふれあい第4編」の編集作業も
着々と進みつつあります。

昼間の成長した50~20代の養子・里子さんたち約20名によるトークは、
こんなに大勢の話を聞ける機会は、他ではなかなかないだろうと、
「トークに定員300名を超える申し込みがあったら、どうしよう」と
強気な心配をしていた私たち。
フタを開けてみると、トーク、祝賀会ともに定員までは達せず、
現時点でお申込みの方には、全員ご参加いただけることになりました。
遠方から「参加します」と連絡をくださった方もいて、
とてもうれしく思っています。

このトークのために、わさわさは、この夏の間中、
成長した養子・里子さんたちと会っていました。
会うたびにその様子を教えてくれるのですが、
それぞれの人生に様々なドラマがあって、とても中身が濃く、
これをどう時間内に収められるのかと思ってしまいます。
熱弁をふるいだすと何時間でも語るエネルギッシュなわさわさ。
「それを上手に調整できるのは、がみがみしかいない!」と、
当日は、がみがみがタイムキーパーをすることになりました。
その他の当日の役割分担をもだいたい決まり、
あとはひたすら準備を進めていくだけです。

夜の祝賀会では、職員による「ふれあい楽団」の演奏も披露します。
今年の夏のキャンプで演奏した曲をする予定ですが、
キャンプでは事務所でお留守番係だった私は、
「今からどうやって入っていけるのか」とドキドキしています。
9月に入れば、準備の合間を縫って、まじまじ大先生による
スパルタ特訓も始まるはず。どうなりますことやら…。

何はともあれ、皆さんにお会いできるのを
職員みんなで楽しみにしながら、準備をがんばります!


今月は、夏休みということもあり、先日まじまじがワーカー日記に書いていましたが、
色々な地域から養親子が遊びに来てくれます。

先日は福島県から7才のA君親子が遊びに来てくれました。
A君は、4才半で家庭に迎えられてから、毎年大阪に遊びに来てくれています。
昨年までは養父さんの休みが取りやすい時期に遊びに来てくれていましたが、
小学校入学した今年はさすがにそうはいかず、今年の来阪は夏休みとなりました。

真っ黒に日焼けしたA君。身長もグンと伸び、前歯も抜けて、お兄ちゃんになっていました。
親子で「あんなことがあった」「こんなことがあった」という話をしてくれましたが、
しゃべり方は、すっかり福島なまりに。
「福島の子どもになったんだなぁ」としみじみと嬉しくなります。

大阪では、以前A君の週末里親をしてくださっていた
乳児院の担当保育士さんにも会う予定にされていました。
担当保育士さんはA君をすごくかわいがってくれていたので、
「大阪には、Aのことを思ってくれる人たちがこんなにいて、Aは幸せだ~」と
以前養父さんがおっしゃっていました。
A君が成長していくまでにはたくさんの大人が関わっていて、
そういう人を養父母さんとしても大事にしていきたいと思っておられます。

遠方にお住まいなので、なかなか大阪に来ることはできませんが、
1年に1回の大阪への里帰りです。
楽しい体験をして、また普段の生活に戻ってもらえたらいいなと思います。




明日から、2泊3日のふれあいキャンプ!です。

小学1年生~高校生まで18名の子どもたち、
大学生と専門学校生のふれあいキャンプOB2名、
大阪南YMCAの学生リーダーさんとスタッフさん8名、
協会職員4名でYMCA阿南国際海洋センターまで行ってきます。

今年は、大雨や台風が四国をたびたび襲って、
センターの近くでも土砂崩れがあったりで、
「もしや、中止!?」と心配した時期もあったのですが、
無事に行けることになりました(^-^)

海で思いっきり遊んだり、
ひとりでカヤックに乗ったり、
4人載りカヌーで無人島まで行ったり。
花火にスイカ割りにキャンプファイヤーに…。
「非日常」の3日間は、大人でもけっこう楽しいです。

職員による恒例の(!?)『ふれあい楽団』は、ピアニカ四重奏。
曲は、今年は、当然、アレです。
これまた恒例の(!?)、まじまじ大先生によるスパルタレッスンが
日々繰り広げられております。

さてさて、どんな3日間になるやら。
体力が残っていれば(笑)、Facebookでご報告できればと。
チェックしてみてください。
→ FBページ

いってきまーす!

2歳で家庭に迎えられ、中学1年生になったA君。
お父さんの実家への帰省ついでに、お父さんとA君の2人で
事務所へ立ち寄ってくれました。

以前事務所へ来てくれたこともありましたが、
もう覚えていないようで、
こちらが一方的に
「こんなん(ちいさいの)がこんなん(おおきいの)になったなあ」
というのには、戸惑っていたかもしれませんが
みんなが「かわいかったでー」というのには、
少々照れた様子でした。

小学3年生からサッカーチームに入り、
中学でもサッカー部へ。
勉強とサッカーに忙しいとのこと。
週末はサッカー部の試合もありますが、Jリーグなどの観戦へも。

幼いころから、お父さんとA君と2人で出かけることも
よくあったので、今もお父さんと仲良しで、試合もいっしょに観に行くのだそうです。
「子どもと2人でごはんを食べていると、父子家庭と思われて、親切にされる」と
当時、苦笑いしておられたことが思い出されます。

A君は少し、ニキビなど出てきたようですが、幼いころの面影が多く残っていました。
ほんとに、こちらが見たいだけなんですけど、
また、数年後にふらりと事務所に寄ってくれないかしら、と思っています。


先日、2歳のAちゃんが月1回開催している里親子サロンに初めて来てくれました。
部屋に入ってきた当初は里母さんにべったりとひっついたまま。
こういう子どもの様子は、いつものパターンです。
いくらおもちゃがたくさんあっても初めての場所では、安全なのは「お母さんの傍」。

里母さんに抱っこされながら、こっちのおもちゃで遊んでいたかと思ったら、
違うおもちゃが気になってそっちに行ったり。
そのたびに里母さんを見て「あっち、行こー」と訴える視線を投げかけていました。
里母さんはAちゃんの思いを汲み取り「これで遊ぶ?」「こっちがいい?」など
たくさん声をかけておられました。
お家ではおしゃべりなAちゃんですが、
初めての場所でおしゃべりはせず、里母さんとのアイコンタクトで過ごしていました。

「最初だから今日はAちゃんの声は聞けないかなー」と思っていましたが、
昼ご飯を食べた後から次第に本領(?)発揮!
里母さんが傍を離れても、電車や車のオモチャ、人形などで遊ぶようになり、
私たちに見せに来たり、いろいろと説明をして、おしゃべりしてくれました。

その間、里母さんも他のお母さんたちに子どもの様子を聞いたり、
縁組の手続きについて質問したり、少しお話することができました。

初めての場所は子どもも親も緊張すると思いますが、
サロンがAちゃんにも里母さんにも楽しく過ごせる場所になって
これからも来てくれるといいな、と思っています。

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