7月に入って50周年記念事業の準備が本格的に始まり、
関係機関へ開催主旨のご説明やお願いにうかがったり、
チラシ作りや発送作業に向けての事務作業が続いています。
岩﨑も、記念事業に向けて、成長した養子さんたちに連絡を取ったり、
会いに行く予定をいれたりと、スケジュール調整に大忙しです。
そんな中、「愛の手」の連載が7月20日(日)で2500回を迎えることになり、
先日から、それに合わせた特集記事の取材も行われています。
その取材の一環で、長年にわたり、協会を支えてくださっている
寄託者のAさん(男性)とお顔を合わせる機会がありました。
毎月1,000円ずつご寄付を振り込んでくださっているAさん。
振り込み用紙には、職員への励ましの言葉とともに、
季節のお花のことや、子どもをとりまく社会状況など、
Aさんのお人柄がうかがえるメッセージが添えられ、
それを読むといつも温かい気持ちになります。
岩﨑以外の職員は、お名前はよく知っていても、実際にお会いしたことはなく、
Aさんにお会いできるのを楽しみにしていました。
Aさんが協会の活動を支えてくださっているのは、なんと昭和47年から。
40年以上経つので「かなりご高齢の方なのでは」と想像していたのですが、
現在65歳で、就職したばかりの20代の頃に会社で毎日新聞の「愛の手」欄を見て、
それ以来、協会の活動を応援し続けてくださっているとのこと。
そんなにお若い頃から関心を寄せてくださっていたことにも驚きました。
実際にお会いしたAさんは、優しく柔らかな雰囲気の内にも、
エネルギーや信念を感じさせる方でした。
Aさんの協会に寄せてくださる想いについては、
記事の掲載を楽しみにしていただいたらと思いますが、
こうした方に協会はずっと支えてきていただいたんだなと
改めてその有り難さと重みを感じる日となりました。
初期の頃の養親子さんや昔からの会員の方、寄託者の方など、
Aさんのようにお名前やお話は聞いていても
お会いしたことのない方がたくさんいらっしゃいます。
50周年記念事業がそうした方とお顔を合わせる機会に
なることを楽しみにしています。