8ヵ月のAちゃんと里親さんとの関係作りのための実習が
スタートして2週間が過ぎました。
初めての面会の日は、里親さん夫婦に加え、施設・児相・協会職員と、
知らないお部屋で、たくさんの大人に囲まれて、大泣きしたAちゃん。
施設の職員さんから「だんだん人見知りが始まっていて…」と
事前に聞いていた里親さんは、泣かれることは覚悟していて、
お土産のおもちゃを見せながら、Aちゃんを何とかあやそうと頑張っておられました。
Aちゃんの不安を和らげるために、里親さんと担当保育士以外の大人が退席すると、
だんだん泣きやんで、最後の方では少し笑顔を見せてくれたとか。
抱っこまではできませんでしたが、3人で初めての親子写真も撮ることができ、
里父母さんはとっても嬉しそうでした。
翌日からの実習も「しばらくは泣かれるだろうな」と思っていた里母さんですが、
Aちゃんがいつも過ごしているお部屋で、みんなと一緒の中での実習だったためか、
面会の日のように泣き出しはされなかったそうです。
「私の抱っこでミルクを飲んでくれたんです!」と喜んでおられました。
また、初めて土日に里父母さん2人で実習に行った時には、
Aちゃんの方から腕を差し出して抱っこをさせてくれてとか。
今は、着替えやオムツ替え、離乳食の介助など、少しずつお世話の経験を重ねています。
Aちゃんの機嫌のいい時もあれば、寝起きやお腹が空いてグズグズする時もあり、
「何でグズッているのかな?」と、担当の先生たちに教えてもらいながら、
Aちゃんの要求を察知できるようになろうと努力されています。
まだまだ関係作りは始まったばかりですが、
今度、私が実習の様子を見に行かせてもらう時には、
Aちゃんと里親さんの関係がもう一段階進展しているだろうなと
楽しみにしています。