先日2歳7ヵ月のA君の初回面会がありました。
里親さんは東北地方から来られたご夫婦です。
A君の名前は漢字が少し変わっていたので、
里親さんがA君の里親候補として推薦が決まった段階で、
改めて以前協会より伝えた名前について確認がありました。
何かあるのかな?と思いつつ、その時は深く聞いていませんでした。
初回面会の時は、緊張する子どもが少し和らげばと、
子どもが喜びそうなお土産を持ってきてもらうのですが、
A君へのお土産は、里親さんが住んでいる市内のスーパーを探し回ってやっと見つけた
大好きなコキンちゃん(アンパンマンのキャラクター)のポシェット。
そして、極めつけは、A君の名前が入ったりんご。
りんごに名前やキャラクター等のイラスト入りのシールを貼ることで、
それが白く浮き出るというもので、
とってもかわいらしく立派なりんごが3個プレゼントされました。
初めての面会では名前入りのりんごを渡したい!と思っていたようで、
推薦が決まった段階から準備をしていたそうです。
そして、正式に面会が決まるまでの間、
少しずつ色が変わっていくりんごをながめながら、
やっとこの日を迎えたということのようでした。
里父さんはりんごについて説明してくださり、
「先日の名前の確認はこのためだったんです」と伝えてくださいました。
そんな前からA君との出会いを心待ちにし、準備を進めてくださってたんだなと思うと、
私もしみじみ嬉しくなりました。
当のA君は、果物好きということもあり、
名前やイラストが入っていることもさることながら、
おいしそうな臭いをはなつりんごを、今すぐに食べたいという感じでした。
施設の先生から、「お部屋のみんなに見せようね」と言われ、
食べられないことにちょっと不服そうではありました。
面会が終わり、部屋にもどったA君は、
りんごを大事そうに自分の引き出しに置いていたとか。
里父母さんからのプレゼントから、
A君と出会える日を心待ちにしていた熱い思いが伝わっていたらいいなと思います。
関係作りははじまったばかり。
里父母さんも慣れない大阪での実習に頑張っておられます。
一緒に暮らせる日が早く迎えられるように、応援しています。