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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


先日、3歳11ヵ月のT君は長年住み慣れた施設を出て、
里親宅に引き取られました。

先月半ばから里母中心で施設に実習に通い始め、
T君は緊張しながらも少しずつ里父母との関係を作ってきました。
もうすぐ4歳になるT君は元気いっぱい。
でも、食事にはあまり興味がなくて、今まで施設ではご飯を食べていたのに、
里母と食事をする時には好きなものしか食べなくなりました。
それでも里母は試行錯誤しながら付き合ってくれていたと思います。

施設実習はこれまで関係ができてくると
少しずつ長くさせてもらえていたのですが、コロナ禍になり、
感染対策のため午前中2時間、午後2時間となってしまいました。
それをよくわかっているT君は、午前中の実習が終わる時間になり、
先生が部屋に迎えに来ると逃げ回り、時間稼ぎをする日もありました。
毎日、里母が来てくれる確信が持てるようになると、
納得して里母と離れられるようになり、
午後また里母来てくれるのを待つように。
自分だけに会いに来てくれる存在がいることの大きさを感じさせられました。

いよいよ施設とお別れするということをよくわかっているT君は
前日のお別れ会から不安定だったそうです。
部屋から出てきたT君は担当の先生に抱かれ、表情は暗かったです。
部屋の子どもたちがお見送りに出てきてくれていましたが、
先生にしがみついたまま表情は変わりませんでした。
それでも里父母の車に乗ることは拒まず、すんなりと施設を出て行きました。
施設や職員さん、お友達とのお別れは寂しいけれど、
里父母と一緒に暮らしていくんだ!というT君の覚悟を感じたお別れになりました。

これから里父母との生活がスタートです。
ゆっくり親子になってくれたらいいなぁと思っています。

協会では、月1回里親子サロン(JBクラブ)を開催しています。
4月から幼稚園に通う子どもがJBクラブを卒業?され
参加数が一旦減りますが、
また新たに子どもを迎えた里親さんが加わっていきます。

前回、1歳になったばかりのA君が初めて参加しました。
初めて参加のA君は、お家では活発に動き回りますが、
サロンでは、お母さんの抱っこから離れられませんでした。
「普段は、こんなんじゃないんだけど」と言うA君のお母さんに
「最初はそんなもんよ」と他のお母さんが声をかけていました。
皆、迎えた当初には通った道で、
説明しなくても通じる同じ立場であることが、
初めて参加するお母さんに安心感を与えてくれています。
A君のお母さんも「また、来て話したい」と帰られました。

子ども同士も慣れてくると、一緒に遊んでいます。
この時参加した2歳のBちゃんは同い年のCちゃんと一緒に走っていました。
A君と遊んだわけではないですが、
家に帰ってからは、お気に入りのぬいぐるみをかごにいれてタオルをかけて
「赤ちゃん、ねんね」と言ってお世話をしたり、哺乳瓶を差し出したり、
自分が赤ちゃんの泣きまねをしたりしていたそうです。
Bちゃんのお母さんは「A君のこと、実は気になっていたみたい」と
報告してくれました。

サロンは、親も子も、他の親子と交流できる場です。

6月19日(日)に京都で開催されて、
近畿地区里親研修会に参加しました。
ここ2年ほどは、研修といえばオンラインという調子で、
話の空気感があまり感じられないままに
パソコンの前で、ついついお茶を飲んだり
時々トイレに行ったりもしながら受講してきましたが
この度は久々に現地開催でした!

まだ1席とばしの、スカスカさはありましたが
生で話を聞く嬉しさが募り、
講師の先生にもこちらの反応が届くように
大きくうなづいたりしていました。

参加者の中には、久々にお会いするような方もちらほらとあり
これもまた現地開催ならではだなと感じました。

それでもあまりに遠方の研修になると、
オンラインと現地の併用だといいなと
身勝手に思うこともあるので
これから、ほどほどにオンラインを利用しながら
対面でのやりとりをしていきたいなと思っています。

大阪でも梅雨入りが発表されました。
鬱陶しい季節ですが、協会では夏のキャンプの計画なども立てています。

先月号の『あたらしいふれあい』でもご報告させていただきましたが
この度、産休・育休をいただくことになりました。
少し前からケースを外れていたとはいえ
まだ親子になって日が浅いご家族、養子縁組が成立していないご家族もいるため、
途中で抜けることには心苦しく思っています。

これまで関わってきた養親子の皆さんは、親も子も大変な思いをしながら
家族になっていく姿を見せてもらってきました。
子育ては大変なことの連続だと思いますが、親子っていいなあと思えるのは
関わってきたご家族のおかげです。
いろんな方の子どもの関わりを参考にしながら、頑張っていけたら、と思っています。

復職する予定にしていますので、
また戻ってきたときにはよろしくお願いします。
3歳のAくんと出会いのあった里父母。
本来ならばもっと早くに面会できる予定でしたが
施設内でコロナ感染者が出て、先に終わるはずの里親実習が
なかなか進まず、面会の日程調整は難航しました。
里父母は「このご時世だから仕方ない」と言いあいながらも
「本当に会えるのか…」という不安もあったそうです。
施設内でのコロナも収まって日にちが決まり、一安心。

面会の少し前、担当の施設職員からAくんに
「Aくんのパパとママになりたいっていう人がいて、○回寝たら来てくれるよ」と
里父母さんの写真を見せながら伝えられました。
普段は割とおちついているAくんですが、それを聞いた途端、嬉しくてジャンプをしたそう。
カレンダーにハートマークをつけて、カウントダウンをしていました。
面会前にこの話を聞いた里母は、「私たちも会うのを楽しみにしていた」とウルウル。

面会当日も「まだかな」と楽しみにしていたAくんですが
実際に里父母のいる部屋に来ると緊張で固まってしまいました。
里父母も緊張していましたが、そんなAくんの姿を見て
「かわいい」「写真で見ていたAくんが動いてる」と感激しっぱなし。
緊張で言葉を発することはできませんでしたが
持ってきたプレゼントを介して、一緒に遊ぶことができました。

里父母とのお別れの時間になり、職員さんに手を引かれて
外に出ようとするとドアの前で座り込んでしまいました。
職員さんの声掛けに反応もできませんでしたが
「パパとママとバイバイするのが嫌なの?」と言う問いかけには
おおきくうなずいたAくん。
「また明日」と里父母と約束をして、なんとかその日はお別れすることができました。

面会の日にはあれだけ緊張していたAくんも
今は里父母とたくさんおしゃべりし、関係を深めています。
少しずつ親子になっていってもらえたらと思っています。

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