プロフィール

かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


2012/10/01からの訪問者


養子として育った20代のAくんから、
赤ちゃん無事誕生♪のメールが届きました。
生まれて数日の赤ちゃんの写真が数枚添付されていました。

生まれたてほやほやで、まだ、どんな顔立ちになるかも、
Aくんに似ているのかどうかも、よくわかりませんが、
みんなで写真を見ながら、「しっかりした赤ちゃんやな」
「かわいいな」「かしこそうやな」と盛り上がりました。

養子として迎えられた子どもが、
おうちで初めての誕生日を迎えた、
幼稚園や小学校、中学校、高校に入った、
社会人になった、成人した、結婚した…。
そんな成長のひとつひとつももちろんうれしいのですが、
赤ちゃんが生まれた、というのは、また違う感動があります。
赤ちゃんの枕元の命名書の「父」の文字に、
なんだかじ~~んとしました。


月に1回、発達障害傾向のある思春期の子どもを
育てている養親さんと勉強会をしています。
講師の先生が来てくださって、1ヶ月間に起こったことをもとに、
親がストレスに感じないための対応について学んでいます。
思春期の年齢ゆえ、学業の悩みは多くなるのは当然のことながら、
朝なかなか起きれないとか、部屋が散らかり放題とか生活面の悩みもつきません。
先生からのアドバイスを受け、その言い方は分かりにくいとか、こう言い方は良かった等、
先生からのアドバイスもあって、お母さん達も毎月学んで帰られています。

この1ヶ月どうだった…言うと、「あぁ、わかる」「うちも」という声ももれることもしばしばです。
今月で5回目になり、固定されたメンバーでの勉強会なので、
お母さん同士もだいぶ慣れ、空気もほぐれてきたように思います。
私はこういう継続的な勉強会に参加するのが初めてですが、
担当の家庭の割合が多いこともあって、参加させてもらっています。
毎月参加すると、毎月親子の様子を聞けるのと、対応の仕方を学べて、
とても貴重な機会だと思っています。

発達障害傾向のある子どもを育てる養親さんたちの子育てが
少しでも楽になるように、これからも続けていきたいと思っています。
初面会までに児童相談所の職員や施設職員が集まって、
里親さんに今の子どもの様子などを伝えるための場を設けることがあります。

関係者が初めて顔を合わせ、
里親さんは「どんな生活をしているのかな」と
施設職員さんは「どんなお父さん、お母さんだろう」と
両者が緊張する場面でもあります。

Aちゃんに申し込んだ里親さん。
先日、その話し合いの場で施設でのAちゃんの様子を聞き、
最後に写真をもらいました。

取材時よりも大きくなり、笑顔いっぱいのAちゃんの写真を見て
「かわいい」と涙ぐむ里親さん。
それを見て、施設職員さんももらい泣きをしていました。

これまでは職員さんが大切に育ててくれていましたが
これからは里親さんに引き継がれていきます。

実習が始まったら大変なことが多く
家に迎えてからは「こんなはずじゃなかった!」なんて思う日が来るかもしれませんが
面会までの「どんな子かな」「早く会いたいな」と楽しみにしていた日々を忘れずに
子どもとの関係を作ってもらえたらいいなと思っています。

面会の日までもう少し。
それまでは毎日写真を眺めて、その日を待っている里親さんです。
家庭に迎えられて2ヵ月になる1歳半のAちゃん。
早々に体調を崩し、夜グズッたり、病院通いをしたりしていましたが、
回復すると、ママに抱っこ攻撃をしていました。

Aちゃんを抱っこしながら、ご飯を作ったり、家事をしていたママ。
公園にお散歩に行っても抱っこから降りず、土に触ることを嫌がり、
子どもを迎えたら一緒に公園でのお遊びを思い描いていたママには拍子抜けでした。
Aちゃんが暮らしていた施設では、外に出て土に触れる機会が少なかったので、
経験がなくて怖いのかな、とも思っておられました。

それでも、ママと一緒に毎日お散歩をし、
ママが遊んでいるのを眺めていると、次第にAちゃんも興味を持ち出し、
今では、手を泥だらけにして遊んでいます。

ママにべったりだったのも、
パパと二人でも過ごせるようになり、
パパはAちゃんにメロメロで、Aちゃんと話す時は声のトーンが一段上がります。
お仕事は忙しそうですが、
一生懸命早く帰ってきて、Aちゃんと過ごす時間を持ち、
Aちゃんの寝顔をみては、二人で「かわいいな~」と言い合っているそうです。

3人での生活リズムがようやくつかめてきたかな、というママ。
これからしっかりと関係を深めていってほしいなと思っています。


あっという間に6月も終わりです。

協会でマッチングしたケースはここ数年、20軒に満たない状況が続いていましたが、
昨年度は26軒と例年からするとかなり多い推薦となりました。
里親開拓活動の成果が少し出ているのでしょうか。

「愛の手」掲載については、乳児院入所の子どもの割合が多く、
府下の乳児院の先生方には、里親さんたちが子どもとの関係作りをするために、
色々教えていただいたり、里親さんのお気持ちを聞いていただいたりと、
お忙しい中、とてもご尽力いただいています。

ケースが多くなると、当然、子ども達が同じ施設で暮らしているということもあり、
同じぐらいのタイミングで里親さんとの出会いがある場合も出てきます。
乳児院の先生方も実習の仕方を工夫し、子どもと里親さんが早く出会えるように
考えてくださっていますが、スペースの問題や人員の問題で、
複数の家庭に実習してもらえず、待ってもらわざるをえないということがあります。

滅多にないことではありますが、昨年推薦ケースが多かったこともあり、
現在、複数の施設で、「実習待ち」という状況があります。

子どもと出会うのを心待ちにしている里親さんからすると、
待っている時間はとても長く感じられるものです。
「どうなっているんだろう?」「子どもは大きくなっているかな?」と思いつつ
「本当に進められるのだろうか」と時に不安になられるとおっしゃられた方もいるので、
里親さんには定期的に子どもの様子を伝えるようにしています。

子ども達に里親さんとの出会いがあることはとても嬉しいことです。
まんべんなく進められれば、それに越したことはありませんが、
そうもいかないこともあります。
色々な状況を加味しながら、進めていく必要性を実感しているところです。



 | BLOG TOP |  NEXT»»