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かていようご

Author:かていようご
(社)家庭養護促進協会 大阪事務所のワーカー日記です。


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2012/10/01からの訪問者


5歳のAちゃんを迎えた里父母さん。

家にいる時には常にAちゃんは里母さんにつきまとい、
また自分がトイレなどどこか移動する時には、
里母さんも一緒に連れて行こうとしていました。

Aちゃんは里父さんのことも好きで、
仕事から帰ってくるのを待っていました。
そこで、1ヵ月ほど経った頃、
里父さんは、少しでも里母さんの負担を減らせられないかと
Aちゃんと2人でのお出かけを試みました。
一旦、里父さんと表に出たAちゃんでしたが、
すぐに戻ってきて「ママも-!」と里母さんも一緒でないと出かけません。

そんなこんなで、Aちゃんの里母さんにべったりした生活を2ヵ月。
里父さんは再度、Aちゃんに「一緒に出かけようか?」と声をかけました。
2人で出かけたものの、
「また、すぐにもどってくるのではないか」という里母の心配をよそに、
今度は、2時間ほど2人で公園で遊んで過ごすことができました。

1ヵ月前とは違う展開で、
思いがけず一人の時間が持てた里母さん。
ようやくできた自分の時間でしたが、
改めて何をしようかと思った時に、していたことが「洗濯」。
ふりかえってみると、Aちゃんがいると見られないTVドラマを見たり、
ゆっくりとコーヒーを飲んだり、とか
もっと他にしたらよかったことがあったのに…、と話しておられました。

この1ヵ月の違いを感じ、
少しずつ少しずつ、Aちゃんが里父母さんとの関係を深め、
生活は落ち着いていくのだろうと思えるようになりました。
里母さんは一人になれたらしたいことリストを作り、
もし今度自分の時間ができたら、やってみようと楽しみにおいています。


冬の厳しい寒さが少しずつおさまり、
春らしい気候になってきました。

大阪の府立高校の入試が行われたニュースを見ましたが、
受験、卒業シーズンです。

担当の子ども達の大学や高校合格の連絡も
ぼちぼちといただいています。

自分の時を振り返っても、
受験前というのは志望校に合格したいという一心で
必死かつ緊張していたような覚えがあります。
時代は変わっても受験は続いていて、
受験を控えている子ども達は、
不安な日々を送られているのかなと思います。
また、親にとっては、その子どもの不安を
一身に受けることになるので、
とてもストレスフルな毎日だと思います。
受験合格の連絡をくださった養親さんからの報告は、
皆さん子どもの進学が決まり、
ホッとされていることが伝わってきます。
この受験によって親子で泣くことも、
バトルすることもあったのだろうなと思い、
親子で頑張られたなぁとしみじみ嬉しく思いました。

親も子も、晴れ晴れしい新年度を迎えられるように願っています。
3歳の時に家庭に迎え入れ、もうすぐ2年が経つAちゃん。
先日、久しぶりに家に行きました。

「こんにちは~」と我が家に迎えてくれたAちゃんは
今は毎日幼稚園に元気よく通い
楽しく生活を送っています。

愛の手に掲載されたときには2歳半。
乳児院では「かしこい子」と言われていました。
乳児院にいたことはしっかり覚えているので
養父母は「Aちゃんに会いたくて、乳児院まで
おとうさんとおかあさんが迎えにいったのよ」と
真実告知をされています。
日常的に「Aちゃんがかわいかったから、おうちにきたんでしょ」と言ったり
「もっと早くきたらよかったのに」と言って
家に来たことを肯定的に受け止めているようです。

事前にお母さんはAちゃんに対して
「Aちゃんが乳児院にいた時から知っている協会の人が来て、
Aちゃんのことを教えてほしいこと」を伝えていました。
そこでは笑顔で「いいよ!」と言ったAちゃん。
養母とAちゃんの成長についてお話をしているとき
Aちゃんは静かにビデオを見ていました。
でも、養母が今日洋服を上手に着られなかった笑い話をすると
「それはいっちゃだめ!」とすかさず止めに入っていました。
聞いていないようでしっかりと聞いていたことに驚きましたが
おしゃまなAちゃんに少し笑ってしまいました。

里父母からかわいいと思われていることに
Aちゃんが自信をもっている様子が伝わってきて
嬉しい訪問なりました。
今日で2月が終わりである。
「2月は逃げる」というくらい、早く過ぎたように感じる。
本来は真冬のはずなのだが、雪も降らず、大阪では暖冬のようである。
空気が冷たいと感じた日も、ごくわずかだった。

愛の手の子どもたちは全国各地のいろんなところで暮らしているので
冬らしいお便りも届く。
北陸の豪雪地帯で暮らすA君宅では
「風邪予防のため、裸になって雪にふれる」という習わしにそって
雪の上で裸で遊んだようである。
北海道のB君は小学生になって、
冬の間中スキーの練習を楽しんでいるということであるし
同じく北海道のC君は、保育園に通う時には、
つなぎのスキーウェアを着用してくるように言われている、とのことで
寒さが本格的なのだろうと思う。
B君宅の家庭訪問調査をした時、
ちょうど強い吹雪で、海辺の民宿で泊まった私は
それまで聞いたこともないような吹雪と波の音におののいたことが
思い出される。

大阪だと冬の寒さはちょっと物足りないし、たまに雪がちらつくと
テンションがあがってしまう感じになる。

まもなく3月。バタバタする時期に入るが、
春が近いのも、楽しみに思っている。

協会で里親を探す子どもは、
毎日新聞の「あなたの愛の手を」欄に掲載される。

昭和39年にスタートしてから、
毎回記者さんと一緒に施設に行き、
子どもの写真を撮ってもらい、
記事を書くための取材をしてもらっている。

異動の多い職場なので、愛の手担当になるのは
長くて1年程度であるが、社会で様々な事件を
取り扱っている記者さんたちであるが、
愛の手に“はまる”記者さんも少なくはない。

愛の手に“はまった”記者さんたちとは、
愛の手担当を離れられてからも、
長いおつきあいをさせてもらっている。

先日、そんな愛の手に“はまった”記者さんたちと
遅い遅い新年会をした。
現在の愛の手記者さんと、10〜40?年前の
愛の手記者さん4名が来てくださった。

今はもう皆さん役職に就かれていたり、
退職されていたりしている。
しかし、愛の手取材の時の話になると、
それぞれが色んな思い出を語られる。
子どもの人生を背負っているので、
その責任を思うと、力が入っていた…とか、
職員から写真が大事だとハッパをかけられ、
プレッシャーだったとか。
また、それぞれの記者さんに、
思い入れのある子どもがいて、
その子どもがどうなってるか?も気にされていた。
色々なことを経験されているだろう
記者さんたちが、私たちも覚えていない
ようなことを覚えておられることがある。
それがけっこう些細なことであることもあり、
それぞれの思い入れの強さに
ハッとすることもある。

毎日新聞が協力してくださり、
50年以上も続いているこの連載記事。

終始ワイワイしていた新年会だったが、
こうした熱い記者さんに
「愛の手」は支えられてきたのだなあと、
しみじみと思った。

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